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「アップルカー」生産委託報道でざわつく自動車業界 日系メーカーの危機感と対抗策

グーグルとの関係を深める秘策も?

 もうひとつ、これは非常に現実的で、すでに複数の自動車メーカーが一部で協業を行ってもいるのだが、オープンソースに徹し、自社のブランドをあまり表に出さないグーグルとの関係を深めることだ。

 グーグルとて、途中までは気前がよかったものを普及が進んだところで急にポリシー変更するような企業ではあるが、そこは契約で縛るなどの方法で何とかできる部分だ。

 アップルカーが人気を博すことができたときには市場でガチンコ勝負となるが、少なくともブランドの独立性は保つことができるし、人やモノの移動の良さに関するポリシーで競争する余地も残される。

 実際にアップル自動車戦争が勃発するかどうかは未知数で、ここまで書いた話はすべて仮定に立脚したものでしかない。が、少なくとも世界の自動車メーカーにとって頭の痛いファクターがひとつ増えたことは確かだ。

 秘密のヴェールに包まれているアップルの自動運転開発がどこまで進んでいるのか、どこかがアップルと手を組んだりしないか──といった動向に神経を尖らせながらの新たな攻防から目が離せそうにない。

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