「自分の子供なので責任は取る」

 3月24日、二軍戦で開幕前最後となる調整登板をこなした則本。5回1安打無失点で最速は157km/hを記録、復活を印象づけた。その試合後に則本を直撃すると、戸惑いながらも伏し目がちに応対した。

──Aさんと離婚したと聞いたが。
「そこはプライベートなところで……離婚したことは事実です。円満に話し合いは終わって。僕のことに関してはいいんですけど、向こうは一般の方ですし、事を荒立ててほしくはない」

──離婚の原因は何だったのか?
「僕に原因があったと思うんで。僕個人としては(そう)思っておかないといけない」

──離婚が成立したのはいつ?
「去年の5月ぐらいです」

──則本選手の不倫が理由だったそうですが。
「(そう思われても)仕方ないと思います。ただ、そこに関しては弁護士も間に入っているので、なかなか答えられることは少ないので」

──現在の交際相手と知り合ったのはいつ頃?
「知人の紹介で3、4年前ぐらいだったかなあと思いますけど。(年齢は)同年代で、今は実家に住んでいます。僕は仙台で一人暮らしです」

──その女性との間にお子さんがいるとも聞きました。
「そうっすね。(生まれたのは)去年です。時期まではちょっと。自分の子供なので責任は取るつもりです。ただ、それに関しても今答えられることはあまりないので」

 そして則本は「球団を通してほしい」と繰り返した。球団に取材を申し込んだが、期限までに返答はなかった。

 最後に則本は、「野球で結果出して、チームが勝てるようにするのがファンに対しての恩返しだと常に思っているので」と語ったが、投手陣の間に漂う冷ややかな空気はチームの開幕ダッシュに影響しないとも限らない。“元エース”は結果を出し、グラウンドでもプライベートでも前に踏み出せるだろうか。

※週刊ポスト2021年4月9日号

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