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ドン小西氏、弘兼憲史氏らが実践する「人生のダウンサイジング」

著名人が実践する人生のダウンサイジングとは?(写真提供/ドン小西)

著名人が実践する人生のダウンサイジングとは?(写真提供/ドン小西)

 ファッションデザイナーのドン小西氏(70)は現在、仕事のダウンサイジングを実践中だ。一時は200人の従業員を抱えていたが、2018年に4つあった会社を1つにした。

「事務所を構えて人を雇うというのは、50代の頃は頑張れたけど、年齢に応じて背負うものは違ってくる。毎日会社に顔を出して従業員に気を配っていると、人生の最後を飾ろうとする自分としては違うなと思った。

 4つの会社を持って頑張れば年間10億は稼げたと思うよ。しかしもうお金ではないんだよね。そりゃ僕だって一時期は何億稼げるんだろうと思いながら仕事していた頃もあったけど、虚しかったよ。今はとにかく量より質。本当にやりたいと思う仕事だけに専念している」

 会社を1つにしたことで、10枚持ち歩いていたクレジットカードは2枚になったという。

「スリム化したことで会社の経費も5分の1になった。そうなると心にも余裕ができて、税金も“社会貢献だ”と思えるようになってセコい節税もしなくなった。本当にカッコイイ大人は、“足し算”じゃなくて“引き算”なんだよ」

連絡先を消去

 ドン小西氏は仕事と同時に、人間関係もダウンサイジングしている。

「アドレス帳の登録も5万人近くあったのを280人ぐらいに厳選した。先日、LINEの連絡先も200件くらい消しました。面白いことに、薄い付き合いの連絡先を消去したら、LINEのスタンプも使わなくなった。スタンプって社交辞令で適当に返事する時に便利なものでしょう。濃い付き合いの人だけに人間関係を厳選したら、スタンプではなく、ちゃんと文章で返すようになったんだよ(笑い)」

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