大きなリュックを背に堂々と歩かれ、5才にして健脚の兆しが(右は当時の浜尾実東宮侍従)
陛下の山行回数は、のべ170超え。鍛えられた健脚は、同行する取材陣を驚かせるものだった。
「登山取材では体力自慢の若手で取材陣を編成し、陛下の3〜4時間前には出発します。ですが、後から出発したはずの陛下に途中で追いつかれることも多く、取材陣は追いつかれまいと必死に登っていました」(皇室記者)
実は、白馬岳は雅子さまも子供の頃、ご家族で登られた思い出の山でもある。
「1998 年の長野五輪の際には、両陛下は白馬ジャンプ競技場で開催されたスキージャンプを観戦されました。選手の活躍だけでなく登山の思い出話にも花を咲かせたのではないでしょうか」(前出・皇室記者)
標高差約600m、全長3.5km、抜けきりまでにおよそ2時間半かかるといわれる大雪渓を見事に踏破された(写真/共同通信社)

