『アナ雪2』では歌曲賞にノミネート

『アナ雪2』では歌曲賞にノミネート(写真は2020年。EPA=時事)

 たしかに、『Presence I~』では、ラッパーKID FRESINOによる英語主体のラップの合間を縫うように、松が「ひとり語り」のようなボーカルをかぶせ、高度なリズム感を披露している。さらに、松尾氏は彼女の「歌声」にも注目する。

「松さんの歌声の魅力は、“人懐っこさを十分に有しながらも湿潤すぎない”という絶妙なバランスの上に成り立っています。それが先ほど述べた『タイム感』のセンスと相まって、“オールマイティーなボーカリスト”という印象を作っています。

 また、デビュー時よりも中低音部の響きの豊かさが増しているのも、昨今のヒップホップやR&Bのリズムからの影響が顕著なポップミュージックの世界的な潮流とも相性が良い。ただし、テーマ曲の『Presence~』はR&Bの色合いが強いですが、松さんのボーカルはR&Bやゴスペル的な歌唱とは一線を画しており、それが担保となり“マニアックではない、開かれたポップミュージック”になっています。

 たとえると、“和服のこなれた着こなしは言うまでもないが、一方でハイブランドのドレスもよく似合う”といったところでしょうか」

 松たか子といえば、ディズニー映画『アナと雪の女王』でエルサ役の声優を務め、2020年のアカデミー賞授賞式で世界9か国のエルサ役声優とともに歌を披露したことも記憶に新しい。ドレス姿で堂々と歌う松の歌声は海外リスナーからも注目された。松尾氏は、『Presence~』が世界から評価される可能性があると続ける。

「同曲を作曲したSTUTSさんは、美しいメロディやメロウな音世界を探求している音楽家です。ブラックミュージック的なビート+メロウなサウンドと、メロディ+(涼しげな)松さんのボーカルが合わさり、昨今世界から注目される『シティポップ』といえる仕上がりになっています」

関連記事

トピックス

岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン