「一度枯れたものを再び咲かせるのは難しい。エンタメも同じだから、ぼくは歌い続ける」

「一度枯れたものを再び咲かせるのは難しい。エンタメも同じだから、ぼくは歌い続ける」

「立ち上がろうよ」と背中を押すのもぼくらの役割

山田:音楽活動のかたわら、動物愛護など社会福祉活動にも尽力されている世良サンは、新型コロナウイルス対応の最前線で働く医療従事者の皆さんへの感謝の気持ちを込めた曲も作られましたよね。最初、ラブソングだと思って聴かせていただいたのですが、医療従事者の皆さんへのメッセージだと知り、「優しい」「笑顔」「希望」「勇気」「強い」「尊い」、そして「ありがとう」という歌詞のところで、涙が止まらなくなりました。

世良:『貴方に』ですね。作詞・作曲・編曲、演奏、映像編集のすべてを自分でやり、SNSで話題にしていただいた後、ロス在住の盟友、エリック・ゴーフェンに参加してもらって、『貴方にfeat.Eric Gorfain』という日米のコラボレーション作品を配信シングルとして昨年7月29日にリリースしました。

 言葉で想いを伝えるだけではなく、「こんなときでも力を合わせて共に立ち上がろうよ」と背中を押させていただくのもぼくらの役割なんだと思っています。とにかく、一日も早くわれわれの日常に音楽が戻ってくるよう願ってやみません。

山田:『さりげなく憎いやつ』(TBS系・1982年)以来、“俳優・世良公則”のファンでもある私は、2021年度後期の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK)ご出演も楽しみですし、コメンテーターとして『バイキングMORE』(フジテレビ系)にもまたぜひ出ていただきたいです。

世良:ありがとうございます。ぜひまたライブに遊びにきてください!

山田:はい、必ず!

構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『バイキングMORE』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。

撮影/田中智久

※女性セブン2021年5月20・27日号

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