診断書

熊田の診断書

熊田「“ひっぱたく”とか、“ぶん殴りたい”って言うのやめて」
Aさん「なんで? 本心だからしょうがないじゃん」
熊田「そうやって言われると怖くて話せないから」
Aさん「うん。で?」
熊田「胸が苦しくなって、ドキドキして話せないから……」

 おびえるような声で懇願する熊田。「わかった」と答えたAさんだが、その後も熊田の浮気を疑ってかかり、激しく熊田を罵り続けた。酔っているからか、所々ろれつが回らず、意味不明な部分も多い。

熊田「先週の半ばぐらいまで、普通にご飯とか食べて、普通だったのに、なんで急にまた……」
Aさん「おれ、動き見てたんだよ、全部の」
熊田「動きって?」
Aさん「いやいや、別にその……素直っつーか、正直に言うかなと思って。全部わかってたけど、いまの状況っていうか、いろいろ言ってること全部わかってたけど全部泳がせてて、ちゃんと誰々が、みんな正直に言うかなと思ってたけど、一切言わねぇし。なんかしらばっくれてるし、お茶濁して適当に過ごせば終わるかなぐらいの感覚でいるのが見えてたから。コイツらはどうしようもねぇなと思って」
熊田「コイツらって誰のこと?」
Aさん「あんたらだよ。お前らだよ。お前ぶっ殺すぞ、ほんと、マジで! なんで軽々しく仕事してんだよ。ふざけんなよ!」

 そして音声データは修羅場へと続く。

「お前ぶっ殺すぞ、ほんと、マジで!」

 Aさんが声を荒らげたかと思うと、ドーン、ドーンと壁を蹴るような、けたたましい衝撃音が響きわたる。

「殺すぞ、お前、マジ」という脅し文句が続き、再び、何かを蹴るような大きな音がする。
「ちょっと、子供が起きるから……」

 涙声の熊田はすがるように止めようとするが、Aさんは聞く耳を持たない。

「ふざけんなよ!」

 Aさんの怒声とともに、バチーンという顔を叩く激しい音がする。

熊田「痛い! 痛い!」
Aさん「ざけんなって。何だよ、おれに!」
熊田「痛い……痛い……」

 顔を殴られる暴行の後、倒れている熊田を、Aさんは何度も蹴りつけたという。

「曜子はすぐに病院へ行き、左目の眼球打撲と結膜下出血と診断されました」(前出・熊田の親族関係者)

 このような音声を前に、Aさんの“手が当たってしまっただけで暴行の事実はない”という主張はさすがに無理があるだろう。

 熊田から詳細を聞いた彼女の知人は、事件当日に起きたことを次のように語った。

「熊田さんは“このままではボコボコにされてしまう”と身の危険を感じ、泣きながら“トイレに行きたい”と懇願し、玄関横にあるトイレに行くふりをして、靴も履かずに携帯電話だけを握りしめ、玄関を走り出た。その後、警察に通報し、近所に住むお兄さんにも連絡したそうです」

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