芸能

戸田恵梨香&永野芽郁、朝ドラのハマり役の要素が生むプラス効果

2020年12月に戸田恵梨香と松坂桃李が入籍を発表(時事通信フォト)

女性視聴者の支持も厚い戸田恵梨香(写真/時事通信フォト)

 戸田恵梨香(33才)と永野芽郁(21才)がダブル主演を務めるドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(以下、『ハコヅメ』/日本テレビ系)。永野が新型コロナウイルスに感染した影響を受けて撮影が一時ストップしていたが、“国民的ヒロイン”の絶妙なコンビ感が話題となり、放送開始から約2か月経った今も高視聴率を叩き出している。主演2人の掛け合いが支持される理由について、映画や演劇に詳しいライターの折田侑駿さんが解説する。

 * * *
 とある交番を舞台としたお仕事ドラマ『ハコヅメ』が盛り上がりを見せている。物語の中心に立つ永野がコロナに感染したため撮影が一時中断されたが、代わりに「特別編」として過去回を編集して放送。2桁あった初回の視聴率と比べると大きくダウンしてしまったが、この事があって、ヒロインコンビへの応援の声が当初より多く集まっている。共に朝ドラでヒロインを務めた戸田&永野の“組み合わせの妙”が巻き起こす、次なる展開から目が離せないところだ。

 本作は、元警察官という異色の経歴を持つマンガ家・泰三子による『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』(講談社)を原作に、戸田と永野を主演に迎え実写ドラマ化したもの。警察官が主役となっているものの、警察・刑事モノの諸作品に見られるような派手な事件が起こることはなく、交番勤務の女性たちのクスリと笑える日常や、彼女たちの赤裸々な本音が語られている点が「とてもリアル!」との反響を得ている。また、「男社会で日常を面白おかしく生きる姿が面白いし応援したくなる」「自分も頑張ろうと思える」など、男性が多い警察の世界を懸命に生きる主人公に励まされている人々も多い印象だ。

 簡単にあらすじを記そう。安定収入を求めて警察官になったものの、ハードな交番勤務に心身ともにボロボロとなり、退職を決意していた川合麻依(永野)。そんな彼女が在籍する交番に、元エース刑事の藤聖子(戸田)が異動してくる。どうやら彼女はワケアリのようだ。こうして2人が出会いペアを組まされることによって、川合は退職するどころか、新人警察官として先輩の藤と奮闘していくことになる。

 本作の最大の魅力は、何と言っても主演の2人の組み合わせ。戸田が演じる先輩警察官は自信に溢れた頼れる女性で、永野が扮する新人警察官は根性が無く、どうにも頼りない。このデコボコな2人のコンビネーションが、絶妙なおかしみを生み出しているのが本作のキモなのだ。先輩後輩という関係ながらも、時には愚痴を言い合い、世の中や男社会に果敢に立ち向かう。それどころか、藤の“気高さ”と川合の“天然さ”の掛け算が、男たちをものともしない痛快なコンビ感を生み出している。

関連記事

トピックス

デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
【白鵬氏が九州場所に姿を見せるのか】元弟子の草野が「義ノ富士」に改名し、「鵬」よりも「富士」を選んだことに危機感を抱いた可能性 「協会幹部は朝青龍の前例もあるだけにピリピリムード」と関係者
【白鵬氏が九州場所に姿を見せるのか】元弟子の草野が「義ノ富士」に改名し、「鵬」よりも「富士」を選んだことに危機感を抱いた可能性 「協会幹部は朝青龍の前例もあるだけにピリピリムード」と関係者
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
部下と“ホテル密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト/目撃者提供)
《前橋・小川市長が出直し選挙での「出馬」を明言》「ベッドは使ってはいないですけど…」「これは許していただきたい」市長が市民対話会で釈明、市議らは辞職を勧告も 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン
維新に新たな公金還流疑惑(左から吉村洋文・代表、藤田文武・共同代表/時事通信フォト)
【スクープ!新たな公金還流疑惑】藤田文武・共同代表ほか「維新の会」議員が党広報局長の“身内のデザイン会社”に約948万円を支出、うち約310万円が公金 党本部は「還流にはあたらない」
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《ほっそりスタイルに》“ラブホ通い詰め”報道の前橋・小川晶市長のSNSに“異変”…支援団体幹部は「俺はこれから逆襲すべきだと思ってる」
NEWSポストセブン
東京・国立駅
《積水10億円解体マンションがついに更地に》現場責任者が“涙ながらの謝罪行脚” 解体の裏側と住民たちの本音「いつできるんだろうね」と楽しみにしていたくらい
NEWSポストセブン
今季のナ・リーグ最優秀選手(MVP)に満票で選出され史上初の快挙を成し遂げた大谷翔平、妻の真美子さん(時事通信フォト)
《なぜ真美子さんにキスしないのか》大谷翔平、MVP受賞の瞬間に見せた動きに海外ファンが違和感を持つ理由【海外メディアが指摘】
NEWSポストセブン
柄本時生と前妻・入来茉里(左/公式YouTubeチャンネルより、右/Instagramより)
《さとうほなみと再婚》前妻・入来茉里は離婚後に卵子凍結を公表…柄本時生の活躍の裏で抱えていた“複雑な感情” 久々のグラビア挑戦の背景
NEWSポストセブン