韓国の非政府組織(NGO)の「北朝鮮人権情報センター」が脱北者414人にインタビューした聞き取り調査によると、2018年に北朝鮮の家族と常時連絡を取っていたのは47%。そのうち、約93%が家族と電話で連絡を取っていると答えている。
また、62%が北朝鮮に送金したことがあるという。同センターは、彼らの回答をもとに、脱北者が北朝鮮に送金するのは年に2回程度で、平均で約270万ウォン(約27万円)を送金していると推定している。その際、30%近い仲介手数料を支払わなければならないという。
韓国統一省によると、1998年からこれまで、3万3000人以上の脱北者が韓国に定住しているが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、昨年、韓国に入国したのは229人だけだった。