なにも眞子さまが小室さんを叱られたのは、これが初めてというわけではない。過去にも眞子さまは、小室さんの場当たり的なメディア対応に業を煮やしてこられた。2017年5月、眞子さまとの婚約内定が報じられた小室さんは、勤務先の建物の前で報道陣の問いかけに応じた。当初は「時期がまいりましたら、改めてお話しさせていただきます」と話していたのに、リップサービスだったのか、その日の朝に、眞子さまと電話で「行ってきます」「行ってらっしゃい」という会話をしたと明かしたのだ。
「眞子さまは、小室さんの対応を“脇が甘い!”と叱責されたといいます。約束事を守れないようでは先が思いやられると思われたのでしょう。眞子さまはこれ以来、小室さんの一挙手一投足に、きめ細かなアドバイスを送られるようになったそうです」(皇室記者)
かくして、“婦唱夫随”となった眞子さまと小室さん。この関係性は今回の帰国劇でも際立っていたという。
「関係官庁も小室さんも、今回の帰国には後ろ向きでした」と前出の皇室関係者が語る。
「厳重すぎる警備に対して税金の無駄遣いという批判が起こるのは目に見えています。さらに、街頭演説は見送られたものの、国の行く末を左右する自民党の総裁選とスケジュールも丸かぶりでした。
そんな中で関係官庁が積極的に小室さんの帰国を望むとは到底思えません。だから小室さんは、“婚姻届は関係者が提出し、眞子さまが単身で渡米される”という形で済ませたかった。そうすれば、小室さんは会見で矢面に立たないで済みますからね。28ページにもおよぶ“小室文書”によって、金銭トラブルへの説明は終えたものとして幕引きを図りたかったのです」
そこにNOを突き付けられたのが、眞子さまだったという。
「眞子さまが『絶対に一度、日本に帰ってきてほしい』とねだられたのです。眞子さまは独自に、小室家の関係者と連絡を取りながら、小室さんの帰国をサポートされていたようです。本来であれば、会見も小室さんひとりが金銭トラブルについて説明すればいいのですが、眞子さまは『私が支えます』と表に出ることも辞さないご様子です。
現在の眞子さまは、周囲からは強情にも見えるほどにご自身の意志を貫かれる。なんでも『ニューヨークに会いに行くのではなく、日本で一緒に結婚の準備をして、一緒にニューヨークへ行きたい』というのが眞子さまの願いのようなのです」(前出・皇室記者)
眞子さまの真っ直ぐな思いが、小室さんを動かし、宮内庁や警察を動かしている。愛の深さがなせる業だろうか。
※女性セブン2021年10月14日号