村田充との結婚・離婚、そして松田聖子との絆は
順風満帆な芸能生活を送っていた沙也加さんは私生活でも大きな幸せを手にする。2016年夏の舞台共演をきっかけに交際を開始していた前夫で俳優・村田充と結婚したのだ。ある芸能リポーターはふたりについてこう語る。
「ふたりはお互いのペースで支え合うおしどり夫婦でした。2017年の結婚発表直後、村田さんは突然の休業宣言をします。さらに休養中は“マネジャー”のような存在で、沙也加さんのそばを離れなかったこともあって『ヒモじゃないか』と揶揄する声もありました。でも、それは沙也加さんの希望だったようです。彼女は“好きな男性にずっとそばにいてほしい”と望むタイプなんです。それでも仕事面の“夫婦格差”がネックになり、夫婦のすれ違いが顕著になってきたようです」
結局ふたりは2019年に離婚してしまうが、この結婚が母との溝をさらに深めたという見方もある。
「もともと2015年の沙也加さん初の自著『Dollygirl』(宝島社)でも、父・神田さんとのツーショットをはじめ数々のプライベート写真を披露していますが、聖子さんの写真は1枚も掲載されていません。結婚発表でも同様に、インスタグラムに公開された写真に聖子さんの姿は見られません。一方の聖子さんもコメントを発表せず、結婚式にも出席しなかった。さらに結婚を機に、沙也加さんは聖子さんの事務所から独立するのです。このことで“母娘の断絶”がクローズアップされることもありましたが、その後、母娘関係が“復縁”したという声もあるんです」(前出・芸能リポーター)
沙也加さんは、自身のデビューから大ブレークにいたるまでのあいだ聖子の影響を大きく受けてきたのだろう。しかし、壮絶ないじめに遭っていた娘を芸能界に入れ、花開かせた聖子との絆はそう簡単に壊れるものではなかったようだ。
「聖子さんは、“沙也加さんの成人後はプライベートに干渉せず、公にコメントを出すこともしない”との信念を貫いているだけで、断絶していたわけではないと思います」(前出・芸能リポーター)
母娘がはじめて共演した紅白歌合戦からちょうど10年。聖子は今年の紅白に25回目となる出演を控えている。年の瀬も押し迫った12月18日、急すぎる訃報に日本中が深い悲しみに包まれている──。
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