私服は黒、キャップも似合う(2018年)
さらには、コロナの感染拡大は思わぬ競技進行の妨げを引き起こす可能性もある。
「フィギュア会場では、定期的に会場内のエアロゾル(空気中に漂うウイルスを含んだ微粒子)の数値を確認するとされています。30分から1時間で検査結果が判明するので、問題がなければ進行に影響はありません。ですが万が一、異常が確認された場合、“正常化”のため膨大な待ち時間が発生したり、競技全体が延期になるケースも考えられます。
換気作業が行われる場合、会場の温度が変わる可能性があり、そうなるとアイスリンクの状態にも影響が出かねない。選手の心理的な負担はこれまでの五輪とは比べようがありません」(前出・中国在住ジャーナリスト)
北京五輪のリンクは、かつてないほど“魔物”が棲みやすい場所になっているのだ。
※女性セブン2022年2月3日号