コロナ禍のこの2年間、森本氏は発声練習などを一からやり直し、体力作りにも励んでいた。今年は、感染対策を万全にしながらコンサートの開催も計画しているという。
「そんななかで4回目接種の議論が出てきました。それで感染や重症化を防げるのかもしれないが、もっと強い副反応が出て歌に支障が出るかもしれない。そう考えると、打とうとは思えなくなっているんです。現時点では、私は歌のために4回目接種はやめようと考えています」
この多様な考え方を見ても、ワクチン政策が岐路を迎えているのは間違いない。
※週刊ポスト2022年4月29日号