国内

雅子さま、ご自身の“皇后スタイル”固まり「あとは愛子さまだけ」のお気持ちに

sfh

自信を取り戻されている(2020年1月、東京・千代田区。時事通信フォト)

「雅子さんのことは、ぼくが一生全力でお守りしますから」。天皇陛下の、雅子さまへのプロポーズのお言葉である。6月9日、両陛下は29回目の結婚記念日を迎えられ、結婚生活は30年目に入る。

 両陛下の、お互いを慈しみ、尊重し合う姿勢は、当時からまるで変わっていない。ご体調が心配される雅子さまも、このところ、外出を伴う公務に続けて出席されるなど、順調に快復へ向かわれていることが感じられる。

 5月19日には、名誉総裁を務められる全国赤十字大会へ臨席された。その壇上で、ちょっとしたハプニングが起きていた。

「日赤の事業に貢献した人に、雅子さまが有功章を授与されたときのことです。受章者の礼を待たずに雅子さまが有功章をお渡しになりそうなシーンがありました。以前の雅子さまでしたら、そうした“ミス”を深刻に捉えすぎてしまう面がありました。しかし、周囲の心配をよそに、今回は動揺したご様子は見られませんでした」(宮内庁関係者)

 雅子さまが歩まれてきた道のりは、決して平坦ではなかった。

「ハーバード大学卒業、外務省勤務という華々しい経歴に注目が集まりました。成婚後すぐの中東訪問では、女性王族の集まりで、通訳なしで会話を弾ませるなど、雅子さまにしかなしえない国際親善の力を遺憾なく発揮された。

 一方で、ご自身の言葉で話され、時には口を開けて表情豊かに笑われたり、感極まって涙をこぼされたりする姿が“皇太子妃らしくない”とバッシングされたこともありました」(皇室記者)

 そうした否定的な意見や、お世継ぎ問題にさらされ、2004年、雅子さまは長い療養を余儀なくされることとなった。

 しかし、2019年に皇后というお立場になられ、雅子さまは自信を取り戻されつつある。

「きっかけは、2019年11月の、即位祝賀パレードでしょう。雅子さまはそれまで、思うように公務ができないことに苦しまれていたといいます。しかしその日、たくさんの歓声を浴びて、想像よりも多くの国民から好意的に受け入れられていると気づき、驚かれたそうです。流れる涙を白い手袋でぬぐわれるシーンもありました」(前出・皇室記者)

 即位関連行事での海外要人の接遇や、コロナ禍でのオンライン公務などを通じて、雅子さま流の“皇后スタイル”が固まるにつれ、雅子さまは再び、表情豊かに活躍されようとしている。

 そんな雅子さまが、目下気にかけ、焦燥されているのが、愛子さまの今後だという。

関連記事

トピックス

安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
「『あまり外に出られない。ごめんね』と…」”普通の主婦”だった安福久美子容疑者の「26年間の隠伏での変化」、知人は「普段通りの生活が“透明人間”になる手段だったのか…」《名古屋主婦殺人》
NEWSポストセブン
兵庫県知事選挙が告示され、第一声を上げる政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏。2024年10月31日(時事通信フォト)
《名誉毀損で異例逮捕》NHK党・立花孝志容疑者は「NHKをぶっ壊す」で政界進出後、なぜ“デマゴーグ”となったのか?臨床心理士が分析
NEWSポストセブン
2025年九州場所
《デヴィ夫人はマス席だったが…》九州場所の向正面に「溜席の着物美人」が姿を見せる 四股名入りの「ジェラートピケ浴衣地ワンピース女性」も登場 チケット不足のなか15日間の観戦をどう続けるかが注目
NEWSポストセブン
「第44回全国豊かな海づくり大会」に出席された(2025年11月9日、撮影/JMPA)
《海づくり大会ご出席》皇后雅子さま、毎年恒例の“海”コーデ 今年はエメラルドブルーのセットアップをお召しに 白が爽やかさを演出し、装飾のブレードでメリハリをつける
NEWSポストセブン
昨年8月末にフジテレビを退社した元アナウンサーの渡邊渚さん
「今この瞬間を感じる」──PTSDを乗り越えた渡邊渚さんが綴る「ひたむきに刺し子」の効果
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《中村橋之助が婚約発表》三田寛子が元乃木坂46・能條愛未に伝えた「安心しなさい」の意味…夫・芝翫の不倫報道でも揺るがなかった“家族としての思い”
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
「秋らしいブラウンコーデも素敵」皇后雅子さま、ワントーンコーデに取り入れたのは30年以上ご愛用の「フェラガモのバッグ」
NEWSポストセブン
八田容疑者の祖母がNEWSポストセブンの取材に応じた(『大分県別府市大学生死亡ひき逃げ事件早期解決を願う会』公式Xより)
《別府・ひき逃げ殺人》大分県警が八田與一容疑者を「海底ゴミ引き揚げ」 で“徹底捜査”か、漁港関係者が話す”手がかり発見の可能性”「過去に骨が見つかったのは1回」
愛子さま(撮影/JMPA)
愛子さま、母校の学園祭に“秋の休日スタイル”で参加 出店でカリカリチーズ棒を購入、ラップバトルもご観覧 リラックスされたご様子でリフレッシュタイムを満喫 
女性セブン
悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、筑波大学の学園祭を満喫 ご学友と会場を回り、写真撮影の依頼にも快く応対 深い時間までファミレスでおしゃべりに興じ、自転車で颯爽と帰宅 
女性セブン
クマによる被害が相次いでいる(getty images/「クマダス」より)
「胃の内容物の多くは人肉だった」「(遺体に)餌として喰われた痕跡が確認」十和利山熊襲撃事件、人間の味を覚えた“複数”のツキノワグマが起こした惨劇《本州最悪の被害》
NEWSポストセブン
近年ゲッソリと痩せていた様子がパパラッチされていたジャスティン・ビーバー(Guerin Charles/ABACA/共同通信イメージズ)
《その服どこで買ったの?》衝撃チェンジ姿のジャスティン・ビーバー(31)が“眼球バキバキTシャツ”披露でファン困惑 裁判決着の前後で「ヒゲを剃る」発言も
NEWSポストセブン