雅子さまはどうお考えか(写真/JMPA)

ロシアやアメリカへの居住経験や語学力などなどが注目される雅子さま(2019年9月、茨城県ひたちなか市、写真/JMPA)

標識もなにもない森の中を延々と進む

 外界から隔絶した空間での暮らしを余儀なくされているのは、愛子さまも同様だ。2020年4月、コロナ禍真っ只中で学習院大学に入学された愛子さまは、以来大学には通われず、一貫してオンラインでの受講を続けられている。

「いまは登校もできるようになっているのですが、愛子さまは、ご自身が感染して両陛下にご迷惑をおかけすることがあってはならないと、苦渋の選択をされたそうです」(前出・宮内庁関係者)

 高校時代までのように、学び舎でお友達と言葉を交わす機会はない。それどころか、お住まいが御所という環境では、コロナ禍が過ぎ去ったとしても、私的にお友達を招き入れることも難しいだろう。

「旧東宮御所は、すぐ近くに東宮御所正門(現・仙洞御所正門)があり、ご友人や客人をお招きするのも比較的容易でした。学習院初等科時代には、お祭りを模した縁日を催すなどして、ご友人を招かれています。しかし、御所となるとそうはいきません。標識もなにもない、森の中を延々と進まなければならない。気軽にご招待というわけにはいかないんです」(別の宮内庁関係者)

 愛子さまもまた、雅子さま譲りの活発さをお持ちだという。それだけに、窮屈な思いを抱かれていることは充分考えられる。

「世間から隔絶された『閉ざされた御所』での生活が長引けば、雅子さまにとっても、愛子さまにとっても不安が募るでしょう。これまで、雅子さまのご体調とシンクロするように、愛子さまの初等科時代の不規則登校や、中等科時代の長期欠席が表面化したことがあっただけに、また揃って“不調のトンネル”に入ってしまうことがなければいいのですが……」(前出・別の宮内庁関係者)

 そんな不安をよそに、今日も御所の周囲には、ただただ静謐な空気が流れている。

※女性セブン2022年7月7・14日号

関連記事

トピックス

劉勁松・中国外務省アジア局長(時事通信フォト)
「普段はそういったことはしない人」中国外交官の“両手ポケットイン”動画が拡散、日本側に「頭下げ」疑惑…中国側の“パフォーマンス”との見方も
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
【本人が語った「大事な存在」】水上恒司(26)、初ロマンスは“マギー似”の年上女性 直撃に「別に隠すようなことではないと思うので」と堂々宣言
NEWSポストセブン
佳子さまの「多幸感メイク」驚きの声(2025年11月9日、写真/JMPA)
《最旬の「多幸感メイク」に驚きの声》佳子さま、“ふわふわ清楚ワンピース”の装いでメイクの印象を一変させていた 美容関係者は「この“すっぴん風”はまさに今季のトレンド」と称賛
NEWSポストセブン
ラオスに滞在中の天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《ラオスの民族衣装も》愛子さま、動きやすいパンツスタイルでご視察 現地に寄り添うお気持ちあふれるコーデ
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が真剣交際していることがわかった
水上恒司(26)『中学聖日記』から7年…マギー似美女と“庶民派スーパーデート” 取材に「はい、お付き合いしてます」とコメント
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン