ブログでの説明は事実と異なるのではないか
焼き肉店で吉川氏は18歳という「設定」に〈話を合わせていた〉のではなく、彼女の18歳という年齢そのものに興味を抱いていたようなのだ。
その日、吉川氏から「学生だよね?」と語りかけ、「大学一年生になったばかりです」と答えるXさんに、持参した白い紙袋を「学生じゃなきゃ使わないものだから」と言いながら渡していた。焼き肉店で「大学一年生という設定なのね」と受け止めたと主張する吉川氏だが、予め「学生じゃなきゃ使わない」プレゼントは用意していたようだ。
さらに、こんなやりとりもあった。
「俺最近、10代に興味持ってんだよ」(吉川氏)
「本当ですか? でも確かになかなか10代なんて出会わないですよね」(Xさん)
「普段からそんな感じの服装なの? 今日は少し落ち着き目できたの?」(吉川氏)
「今日はちょっと落ち着いて……でも普段もこんな感じですよ」(Xさん)
初めて会った時のことについて「あとほら、やっぱ年齢聞いてさ。ちょっとさすがに話合わねぇし、と思ったから……(Xさんが)イヤだろうなって」と振り返り、「俺、18歳に興味あるわ。まじでまじで」「じゃーさー、遊びのカノジョやってみる?」などと吉川氏のほうから積極的にアプローチ。大学一年生のXさんに「週1回うちの事務所でインターンやる? 自民党のインターン募集の場合は基本的に無給だけど、うちは最(低)賃(金)ぐらいは払うし」と持ちかけ、将来就活する際に有利になるとも教えていた。
吉川氏は本誌の取材や今回のブログでの反論文でも虚偽を交えて不誠実な対応に終始した。
吉川氏はXさんに渡した「4万円」について、ブログでは〈クラブに勤務される方の欠勤に対する給与相当額の補填〉だったとし、タクシー代などを加算して〈4万円をその場でお渡ししました〉と認めたが、本誌の取材には書面回答で〈ご質問の女性に金銭を渡したこともありません〉と金銭のやりとり自体を否定していた。つまり嘘の回答をしていたということだ。
吉川氏はブログで、本誌の取材内容について疑問があるとも主張している。念のため断わっておくが、本誌の取材は正当な方法で行なわれたものである。