国内

上皇陛下、心不全の衝撃 美智子さまの深い憂慮でワクチン4回目接種は“藪の中”か

新緑の季節、葉山での上皇さまと美智子さま

ご健康不安が募る。上皇陛下は「右心不全」と診断された(写真は今年4月)

 心配なニュースが飛び込んできた。7月26日、宮内庁は上皇陛下が「心不全」と診断されたことを発表した。

「6月以降に受けられた健康診断時の胸部レントゲンにより心拡大、胸水貯留が認められ、MRI検査で『右心不全』と診断されました。薬を服用されすでに改善に向かっているそうですが、心配が募ります」(皇室記者)

 同時に、上皇后美智子さまが、後発白内障の手術を受けられたことも発表された。

 上皇ご夫妻はともに80代後半とご高齢なことに加え、上皇陛下は2012年に心臓の冠動脈のバイパス手術をされ、美智子さまも2019年に乳がんの手術を受けられた。年齢とともに、ご健康不安は増している。加えて、新型コロナウイルス感染症の第7波が皇室に押し寄せている。7月13日に三笠宮妃百合子さま、19日に高円宮家の長女・承子さまの感染が確認された。

「19日には、上皇ご夫妻の側近職員の感染も判明しました。身の回りの世話をする『女官』だったそうで、勤務時にご夫妻との接触があったようです。PCR検査の結果、ご夫妻ともに陰性でした」(宮内庁関係者)

 天皇陛下をはじめ、皇族方は徹底した感染対策をとられてきた。一方、政府からは緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの行動制限策は出されておらず(7月26日現在)、公務も細心の注意を払いながら行われている。

 7月4日には、美智子さまが小児がん征圧キャンペーンのチャリティーコンサートに足を運ばれ、7月下旬には秋篠宮ご夫妻の徳島県ご訪問が、8月に入ってからも秋篠宮家の次女・佳子さまの地方公務が予定されている。

「コロナ禍で国民との触れ合いが減ったことで、宮内庁内部には国民との結びつきが薄れるといった危機感を持つ人もいました。今後も強力な規制がかからない限り、状況を見ながら公務は行われていくと思います」(別の皇室記者)

 しかし、人々と触れ合うことはそのまま感染のリスクであり、「もし感染してしまったら」という不安は尽きない。

 日本では、5月25日から4回目のワクチン接種が開始された。3回目接種から5か月以上が経過した60才以上の人や、18才以上60才未満の基礎疾患を有する人などが対象だ。上皇ご夫妻は、今年2月1日に3回目接種を受けられたことが報じられた。5か月が過ぎた7月上旬には4回目接種が可能になったが、ワクチンを接種したという話は聞こえてこない。

「かねて、美智子さまはワクチンの効果や副反応について関心を持たれ、皇室の医療を統括する皇室医務主管や侍医長に熱心に質問をされていたといいます。その上で、リスクとメリットを慎重に判断されて接種されてきました。

 皇族とはいえ接種状況は個人情報なので、宮内庁は公式発表をしないというスタンスです。しかし、1~3回目の接種に関しては、宮内庁の担当記者が状況を確認し、宮内庁幹部が暗に認めるという構図で報じられてきました」(別の宮内庁関係者)

関連記事

トピックス

谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
列車の冷房送風口下は取り合い(写真提供/イメージマート)
《クーラーの温度設定で意見が真っ二つ》電車内で「寒暖差で体調崩すので弱冷房車」派がいる一方で、”送風口下の取り合い”を続ける汗かき男性は「なぜ”強冷房車”がないのか」と求める
NEWSポストセブン
アメリカの女子プロテニス、サーシャ・ヴィッカリー選手(時事通信フォト)
《大坂なおみとも対戦》米・現役女子プロテニス選手、成人向けSNSで過激コンテンツを販売して海外メディアが騒然…「今まで稼いだ中で一番楽に稼げるお金」
NEWSポストセブン
ジャスティン・ビーバーの“なりすまし”が高級クラブでジャックし出禁となった(X/Instagramより)
《あまりのそっくりぶりに永久出禁》ジャスティン・ビーバー(31)の“なりすまし”が高級クラブを4分27秒ジャックの顛末
NEWSポストセブン
愛用するサメリュック
《『ドッキリGP』で7か国語を披露》“ピュアすぎる”と話題の元フィギュア日本代表・高橋成美の過酷すぎる育成時代「ハードな筋トレで身長は低いまま、生理も26歳までこず」
NEWSポストセブン
「舌出し失神KO勝ち」から42年後の真実(撮影=木村盛綱/AFLO)
【追悼ハルク・ホーガン】無名のミュージシャンが「プロレスラーになりたい」と長州力を訪問 最大の転機となったアントニオ猪木との出会い
週刊ポスト
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)
「オオタニは代理人を盾に…」黒塗りの訴状に記された“大谷翔平ビジネスのリアル”…ハワイ25億円別荘の訴訟騒動、前々からあった“不吉な予兆”
NEWSポストセブン
話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
《夏らしくてとても爽やかとSNSで絶賛》佳子さま“何年も同じ水玉ワンピースを着回し”で体現する「皇室の伝統的な精神」
週刊ポスト
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
《駆除個体は名物熊“岩尾別の母さん”》地元で評判の「大人しいクマ」が人を襲ったワケ「現場は“アリの巣が沢山出来る”ヒヤリハット地点だった」【羅臼岳ヒグマ死亡事故】
NEWSポストセブン
真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン