ペナントレースは勝負の夏場に入って盛り上がってくるはずだが、本拠地・東京ドームの右翼スタンド、一塁側のスタンドで空席が目立つのも気になる。新型コロナウイルス「第7波」の感染拡大の影響もあるだろう。だが、8月4日時点で巨人の観客動員数は1試合平均3万1030人。盛況である阪神の3万6956人に大きく水をあけられている。
テレビ関係者は危機感を募らせる。
「球場全体に熱を感じない。消化試合みたいな雰囲気なんです。スター不在とか単純な問題でなく、原監督のチーム作りに魅力を感じなくなっているファンが少なくないのではないか。このまま下降線をたどって最下位争いをするようだと、観客数がさらに落ち込むことを想定しなければいけないでしょう」
原ジャイアンツは最大の危機を乗り越えられるか。
高橋由伸前監督時代も動員に苦しんだ時期がある(時事通信フォト)
スター坂本勇人の不在も影響か(共同通信社)