フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏も9月13日にYouTubeチャンネルで言及した。銀座のクラブでホステスに対してセクハラ行為をしたことが週刊新潮で報じられた俳優の香川照之を挙げた上で、「なんで香川照之さんがどんどん(テレビ番組を)降りないといけないの? ひどいことをやったから降りるんでしょ。だったら今度のことだって俺はそれ以上だと思うよ。中絶にまつわることとかで言わせてもらえば」と指摘。そして、「なんでスポーツ紙が、僕の知っている限りではこれのご乱行を書かないんですか? 他の芸能人は書くのに僕が知っている限り全然書いてないじゃない。なんでスポーツ選手で一流の選手だとそれこそ区分けして書かないんですか? 三流の選手ならよくネタにしたことないですか? 現役を退きかけているような三流、四流なら書くのになんでジャイアンツのトップ、キャプテンをやっている凄いスター選手だと系列が別なところであってもスポーツ紙って書かないんですか?」と語気を強めた。

 スポーツ紙デスクはこの古舘氏の指摘に複雑な表情を浮かべる。

「たしかに古舘さんのおっしゃる通りです。坂本の一件をスルーしていることに現場の記者からも疑問の声が上がっています。ただ、球団ににらまれると取材に支障をきたす恐れがあるので……。他社やテレビも同じ事情で報じられないのでしょう。

 ただ、これだけ女性トラブルが報じられると、球団もかばえなくなる。坂本本人も居心地が悪いだろうし、処分を下さない球団のイメージが悪くなる。活躍することで信用を取り戻せるという問題ではない。まだ5年契約の途中ですが本人の了承が得られるならば、年俸を相手球団と折半する設定でのトレードが現実的な選択肢になる」

 史上2人目の通算3000安打達成も夢ではない坂本だが、1人の人間としてその立ち振る舞いに多くのファンがショックを受けている。「生涯ジャイアンツ」と誰もが疑わなかった野球人生はどうなるだろうか。

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