「全国植樹祭」「国民体育大会」「国民文化祭」とともに “四大行幸啓”と称される天皇皇后両陛下の定例地方訪問の締めくくりに当たる「全国豊かな海づくり大会」が11月13日に行われた。両陛下は“海”になぞらえて青色のリンクコーデに身を包み、式典前日の12日から現地・兵庫県を訪問された。2日間、地元の子供たちや漁業関係者らとご交流される中で満面の笑みを何度も見せられた両陛下。“笑顔の2日間”を写真で振り返ります。
●11月12日 絵画・習字優秀作品をご鑑賞
同大会の絵画・習字のコンクールの優秀作品をご覧になった両陛下。陛下が立ち位置を間違われるハプニングにも、おふたりで顔を見合わせながら笑顔でご対応。優秀作品に選ばれた小中学生と視線を合わせ、優しい笑顔でお話を聞かれていた。
●11月12日 神戸空港ご到着
お昼頃に到着された両陛下は、出迎えの人々に何度もお手振りをされていた。陛下が11月8日にMRI検査を受けられて以降、初めて臨む地方公務となった。
●11月12日 スーパーコンピュータ「富岳」ご見学
国立理化学研究所計算科学研究センター(神戸市)で、スーパーコンピュータ「富岳」をご見学。時に目を見開くようにして熱心に説明を聞かれていた両陛下。「どうしてこんなことができるのだろうと思っていました」と感想を述べられたという。
●11月13日 歓迎行事のため明石港ご到着
100隻の漁船団から歓迎を受ける海上パレードのため、明石港に到着された両陛下。色とりどりの大漁旗をかかげた船に向け、お手振りをされていた。
●11月13日 マダイとヒラメの稚魚を放流
パレードの後に行われた放流行事で、両陛下はマダイとヒラメの稚魚を放流。丁寧に稚魚を放された後、海へと泳いでいく様子をじっくりと見守られていた。
●11月13日 全国豊かな海づくり大会式典ご出席
同大会の式典に出席され、おことばを述べられた陛下。「豊かな海づくりの輪が、ここ兵庫県から全国へと広がっていくことを願い、私の挨拶といたします」とさらなる発展に願いを込めた。
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2022年12月1日号