母親は子供が3才になるまで子育てに専念した方がいい。世間では俗に言う“3才児神話”がいまも広く浸透している。だが、育児に熱心な姿勢が評価され、ベストマザー賞にも選ばれた篠田麻里子(36才)には2才になった愛娘と暮らせない複雑な事情があった。ついに法廷闘争に発展した泥沼トラブルの行き着く先は──。
10月下旬の肌寒い夜。バケットハットを目深にかぶり、サングラスとマスクで顔を覆った背の高い女性が、都内の住宅街でたたずんでいた。少し前まで家族3人で暮らしたマンションは、ひとりで過ごすには持て余すほど広い。かつては幼い子供の手を引いた道を1人で歩く篠田麻里子の背中はどこか寂しげだった──。
アイドルグループAKB48出身で、現在は女優、モデルとして活動する篠田が、3才下の一般男性A氏と結婚したのは2019年2月。翌年3月に女児を出産し“ママタレ”として活動を再開してからは、育児と仕事を両立する多忙な日々を送ってきた。
「離乳食を作るためにベビーフードコンサルタントの資格を取得するほど食育に熱心で、2才になったばかりの娘さんが成長する姿をYouTubeの『篠田麻里子ん家』で公開しています。今年2月には娘さんによく似たご主人も顔出しで出演し、仲むつまじい家族の日常をオープンにしていたのですが……」(芸能関係者)
実は篠田は数か月前からA氏と別居し、愛娘とも離れて1人で暮らしている。発端は夫婦間のトラブルだった。篠田の知人が明かす。
「別居の原因は、Aさんが彼女の浮気を疑ったことでした。篠田さんは『絶対にない』と否定したものの、不信感を募らせるAさんと口論に。Aさんの怒りは収まらず、娘さんを連れて実家に戻ってしまったといいます」
何度か話し合いの場が持たれたというが、その後も夫婦関係が修復されることはなかった。かねて相談を受けていたA氏の知人が語る。
「篠田さんの言うことが信じられなくなったAさんは、彼女が不倫を否定しても納得できず……相手の男性も一向に話し合いの提案に応じようとしないため、Aさんは近く男性を提訴する意向だと聞いています」
2021年にベストマザー賞を受賞し“娘ファースト”で生活してきたはずの篠田に、何があったのか──。
福岡出身の篠田がAKB48の初期メンバーに加入したのは2006年。当時、彼女は20才でアイドルとしては遅咲きのデビューだった。
「第一期メンバーのオーディションで披露した歌が中島みゆきさんの『悪女』。プロデューサーの秋元康さんから『あざとい』と指摘され一度は落選したものの、劇場に併設されたカフェでバイトをする姿が評判を呼び“復活当選”しました。AKB48ではお姉さんキャラとして大所帯を牽引し、オフの日も演技の勉強やボイストレーニングに励むグループきっての努力家としても知られていました」(芸能リポーター)
2013年にグループを卒業するまで、ほとんど休まずステージに立ち続けた篠田は、女優転向後の一時期、“燃え尽き症候群”に悩まされたという。
「目標を見失い、スケジュールに空きがあることに不安を覚えたそうです。周囲の友人たちが次々に結婚することにも焦りを覚え『タイミングを計っていたら先延ばしになってしまう気がする』と漏らしたことも。共通の知人に紹介されたAさんとは、出会って2週間で結婚を決めたそうで『交際0日婚』と報じられました」(前出・芸能リポーター)