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既婚者だけが集まる「不倫街コン」 会場全体で「パートナーには内緒」の共犯関係が成立

街コンにも様々なタイプが…(イメージ)

街コンにも様々なタイプが…(イメージ)

 自粛ムードが抜けきらない世間の風潮とは裏腹に、夫とは別のパートナーを探す、性に奔放な人妻が急増している。彼女らは既婚者の男女が集まる「不倫街コン」に白昼堂々参戦しているのだ──。

 11月22日、「いい夫婦の日」。すっかり肌寒くなった曇り空の新宿の街をスーツ姿でせわしなく行き交う人々をよそに、ある高級ホテルの地下会場では男女の明け透けな会話が弾んでいた。

「夫とも仲はいいの。でも“そっち”はまた違う事情があるじゃない?」
「私、やっぱり年上の人が好きなの」

 ここは「既婚者限定」と謳われる企業主催の街コン(合コン)イベントの会場。ボディラインがくっきり見えるタイトなスカートやドレスを着た30~50代の既婚の女性たちが、フランス料理が並ぶテーブルを挟んで男性との「ヒミツの会話」を楽しんでいた。

 昼の13時にもかかわらず、女性たちはビールやハイボールを片手に目の前の男性に熱視線を送る。

 2時間のイベントが終わると、男女は携帯を操作し意中の相手にラブコールを送る。“マッチング”した男女はその後、会場の出口付近で合流する。

 2人は身体を寄せ合いながらホテル会場につけられたタクシーに乗りこみ、“二次会”に消えていった──。

 近年、既婚者同士の男女が、秘密裏に肉体関係を前提とした恋愛を楽しむケースが急増している。既婚者たちが自由にパートナーを探す会場となっているのが、この「既婚者限定街コン」だ。

 イベントは全国各地で行なわれており、12時からの「ランチ会」から19時に始まる「ディナー会」まで、様々な時間帯でほぼ毎日開催されている。男女ともに30~50代の既婚者が参加するものが多く、会場は高級ホテルなどのレストランが多い。なかには60~70代が参加条件になっているものもある。

 会費はコース料理やドリンク飲み放題込みで、男性が1万円前後、女性は500~3000円程度。男女が3対3で1つのテーブルを囲み、20~40分ごとに男性たちがテーブルを回るのが一般的だ。

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