稀惺かずとの好きな言葉は「心に炎」(写真は宝塚歌劇団のホームページより)

稀惺かずとの好きな言葉は「心に炎」(写真は宝塚歌劇団のホームページより)

才能に溢れた“宝塚のプリンス”

 宝塚入団後は一学年下に松岡修造(55才)の長女・稀惺かずとが在籍。男役で“若きサラブレッド”同士となれば、並んで評されることも多かった。

「稀惺さんの祖母は元タカラジェンヌで、曽祖父は歌劇団創設者の小林一三さんと、いわば“宝塚のプリンス”。彼女は父親譲りの小顔と169cmのすらっとしたスタイルで、新人公演では主演を務めた。いずれ星組のトップスターになると目されています。

 蘭世さんは学年は違いますが、親が有名人同士ということで音楽学校時代から比較され、卒業後はファンからの声もダイレクトになっていたわけです。つらい瞬間もあったと思います」(古くからの宝塚ファン)

 娘役に転向し、再出発を誓ってから4年。なぜ蘭世は母と共に掴んだ夢の舞台に幕を下ろそうとしているのか。

「月組は実力のある娘役が多いので、なかなか活躍する機会が与えられなかったのかもしれません。蘭世さんより1年早く男役から転向した天紫珠李さんが次のトップ娘役に近いといわれています。蘭世さんは演技力はあるのですが、ほかにもダンスや歌唱など、トップ娘役になるためにはいくつもポイントがありますからね。強力なライバルの存在も、退団を促したのではないでしょうか」(前出・古くからの宝塚ファン)

 懸命に伸ばした身長も裏目に出てしまった。

「娘役としては、やや大柄で演じる相手を選ぶことになる。やはり身長差がないと、舞台でカップルとして映えないのです。彼女の身長があと3cm高いか反対に低ければ、結果は違ったのかもしれません」(前出・古くからの宝塚ファン)

 退団後、女優やタレントとしての道を選ぶ元タカラジェンヌも多い。

「彼女の夢はあくまでも宝塚のトップスターになることだった。芸能活動をする予定があるとは聞いていません。ただ、彼女はお母さんに負けないほどの美容オタクで、娘役の仲間が美容のアドバイスを求めにくることもあるとか。美容関係の道に進む可能性もあるでしょうね。いずれにしても、いまはまだ、残りのステージに全力投球しています」(前出・君島の友人)

 その背中を君島はまたそっと押すのだろう。母娘の第二のステージが始まろうとしている。

※女性セブン2023年2月9日号

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