脳梗塞や心筋梗塞の再発予防として処方されることの多い抗血小板薬プラビックス錠などには、「インスリン自己免疫症候群」の副作用が加わった。
「この疾患では、血糖低下作用のあるインスリンに対する自己抗体が産生され、インスリンが体内で過剰になり低血糖状態になります。特殊な免疫異常でもともとの体質とも関係しますが、様々な薬で起こりうることが知られています」(谷本医師)
飲み慣れている薬でも副作用が起こることがあると肝に銘じ、医師とのコミュニケーションを密にすることが肝要だ。
※週刊ポスト2023年2月24日号