“元サヤ”におさまり適度な距離感
それでも、杉本氏が彼女を見捨てることはなかった。
「数多の恋愛を経験してきた深田さんにとっても、杉本さんは特別な存在です。彼も頼られれば無下にできない性格で、もちろん深田さんへの愛情もある。結局、元サヤにおさまり、いまは結婚をゴールとせず、互いに適度な距離感を保ちながら交際を続けているそうです」(杉本氏の知人)
上場準備を進める杉本氏は寝食を忘れて仕事に没頭したが、その間もできる限り、深田と向き合ってきたという。
「お金に無頓着だった深田さんに資産管理会社を設立するようにアドバイスしたのも杉本さんです。経済的な不安をなくすことで、心身も安定してほしいと考えていたようです」(前出・杉本氏の知人)
杉本氏の会社が上場する予定のNASDAQは日本の株式市場とは桁違いの規模だ。アップル、マイクロソフトなどのGAFAMと呼ばれるIT企業や、スターバックスやテスラといった世界的な有名企業も上場する。
「アメリカだけでなく、世界中の投資家が取引するため、IPO(新規公開株)の調達額は日本の東証の10倍以上。外国人投資家は新興企業への投資意欲が旺盛でベンチャーにも資金が集まりやすい」(金融ジャーナリストの森岡英樹氏)
メリットばかりでなく、リスクもある。
「上場のハードルが低い分、業績に対する厳しい視線は日本の比ではない。東証などでは承認されるまでに3年近くかかるが、アメリカでは早ければ半年で上場できることもある。ただ、その後が大変で、四半期に一度、規制当局や投資家に英文で決算を開示しなくてはならず、一定の時価総額を維持することも求められる。投資家とミーティングを行うために頻繁にアメリカに行く必要もある」(前出・森岡氏)
それでも民事再生の申請や自己破産を経験し、波瀾万丈の半生を送ってきた杉本氏にとって新規上場は悲願だった。交際4年。「永すぎた春」はビッグなプレゼントで新展開を迎えそうだ。
※女性セブン2023年3月23日号