宮城野軍団の形成へ
力士が引退後に親方として協会に残るには「日本国籍取得」が絶対条件となるが、力士として入門する場合、「1部屋につき1人」の外国出身者ルールが適用されるのは、日本在住歴が10年未満のケースに限られるのだ。
前出・担当記者は「これは白鵬にとってのモデルケースになる」と解説する。
「北青鵬のようにモンゴル生まれの力士でも、入門前に10年以上の日本在住歴を有していれば“日本人扱い”となる。北青鵬は『札幌出身』と相撲協会の公式HPでも紹介されています。つまり、このようなかたちになれば、1つの部屋に何人も外国出身力士を抱えられるのです」
元・白鵬のもとに着々と有望株が集まり、“宮城野軍団”が形成されようとしている。その急先鋒が、貴景勝の悲願の綱取りに立ちはだかるのか。
※週刊ポスト2023年3月24日号