結局、ワクチンを打つべきかどうかは、自分の重症化リスクをどう判断するかにかかっているようだ。
「コロナに関してはいろいろな情報が出てきていますし、有料ですが抗体量を調べるキットもあります。基礎疾患があり、抗体価も低くなっているからワクチンを接種しよう、など自分で考えて決めるべきだと思います。マスクについても同じ。例えば電車の混み具合を見て着用を判断する、会食などの場面では、家族や親しい友人など“この人にならうつされてもしょうがないな”と、相手によって許容するといった自分なりの基準をもつことが大切です」
今後はワクチン接種の有料化が予想される。
「コロナの治療薬については9月まで無償ですが、あくまでも暫定的な措置で、その先は未定です。ワクチンについては、高齢者や基礎疾患がある人を除くと、治療薬と同じタイミングで有償になる可能性はあり得ます」
これからも続く“コロナとの共存”。インフルエンザワクチンを打つかどうかが各々の判断に任されているように、コロナワクチンとのつきあい方を考えるべきときに来ているのではないか。
※女性セブン2023年7月6日号