(ステッカー提供)

催事ではアクアポニックス栽培を実演(ステッカー提供)

朝9時から農園、夜まで仕事して23時からジムで鍛える

 女優業との両立はいかにハードなのか。ある1日のスケジュールを聞く。

「例えば、の1日ですが……朝6時くらいに起きて、まずは打ち合わせ資料とメールをチェック。9時過ぎには農園に向かいます。1か月に1回、障がい者施設のスタッフの方々と面談をしているので、それを終えてから打ち合わせがあって、12時半まで農園で作業。ランチをして、また打ち合わせして、オンラインで午後の業務ですね。19時くらいまで、またまた(笑)打ち合わせ。

(ドラマなどの)撮影がない日をあらかじめ聞いて、そこにいくつも打ち合わせを入れるようにしています。で、帰って、ごはんを食べて、会社のスタッフの業務日報をチェックして、事務作業をして、23時からジムに行く。そして翌朝に送信するメールをセットして、1時くらいに就寝です」

 聞くだけで疲れそうなスケジュールだが、彼女はまったく苦にならないそう。むしろ、女優業だけの頃よりもずっとタフになったと嬉しそうに言う。ただやはり、順風満帆とはいかないのが現実。周囲からは会社経営に対する懐疑の声が届くこともあるという。

「そもそも農業に本気なのかとは、ずっと周囲から聞かれています。どうしてもリスクしか感じないですからね。会社経営なんてうまくいくわけがないとか……」

 今夏には白金エリアに新しい農園を構えることが決定した。良質な野菜を都会から提供するからこそ、自分の事業に意味があると言う。

「6次産業化ができたので、次はプロダクトにも力を入れたいんです。実は以前にもデパートの催事でシロップを出展したことがあります。『アクアポニックス』の生産物のロスから作った堆肥で、ハーブを育てました。それを利用したシロップが好評で、各地のデパートご縁ができたのです。循環型の社会を作るためには、そこに利益なのか、イメージなのか何かしらメリットがないと維持できない。いつもそう考えています」

(ステッカー提供)

6次産業化の一環で開発した「やさしいシロップ」(ステッカー提供)

(ステッカー提供)

AGRIKO FARMで育てた食材を用いた一皿(ステッカー提供)

関連キーワード

関連記事

トピックス

劉勁松・中国外務省アジア局長(時事通信フォト)
「普段はそういったことはしない人」中国外交官の“両手ポケットイン”動画が拡散、日本側に「頭下げ」疑惑…中国側の“パフォーマンス”との見方も
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
【本人が語った「大事な存在」】水上恒司(26)、初ロマンスは“マギー似”の年上女性 直撃に「別に隠すようなことではないと思うので」と堂々宣言
NEWSポストセブン
佳子さまの「多幸感メイク」驚きの声(2025年11月9日、写真/JMPA)
《最旬の「多幸感メイク」に驚きの声》佳子さま、“ふわふわ清楚ワンピース”の装いでメイクの印象を一変させていた 美容関係者は「この“すっぴん風”はまさに今季のトレンド」と称賛
NEWSポストセブン
ラオスに滞在中の天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《ラオスの民族衣装も》愛子さま、動きやすいパンツスタイルでご視察 現地に寄り添うお気持ちあふれるコーデ
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が真剣交際していることがわかった
水上恒司(26)『中学聖日記』から7年…マギー似美女と“庶民派スーパーデート” 取材に「はい、お付き合いしてます」とコメント
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン