愛子さまはハイキングやバレーボールなどの運動もしたいと話された(8月21日、那須御用邸。写真/JMPA)
来年は海外留学も
放送作家のつげのり子さんは「皇太子同妃時代から、天皇ご一家は那須でのご静養を好まれていた」と振り返る。
「1年に3回行かれたこともありますから、回数からも、天皇ご一家は那須に親しみを持たれているとお見受けします。特に雅子さまは、幼い頃からご家族でトレッキングをされていたこともあり、自然豊かで山登りもできる那須がお好きなのではないでしょうか」(つげさん)
陛下は大変な「山好き」で知られており、両陛下は那須御用邸滞在中に、茶臼岳や朝日岳などの登山を何度も楽しまれている。2002年8月には、那須御用邸でのご静養中に当時0才の愛子さまを陛下が背負われて、3人で沼原湿原を散策されたことも話題になった。愛子さまが物心つかれてからは、御用邸からほど近い那須どうぶつ王国に何度も足を運ばれている。
「愛子さまは生粋の動物好きです。幼い頃は引っ込み思案なところもありましたが、動物たちとのふれあいには物おじされなかった。雅子さまにとっては、愛子さまの喜ばれているご様子を見守ることが母親としてうれしかったのではないでしょうか。雅子さまご自身も那須どうぶつ王国へのご訪問を楽しまれていたようで、ご一家のなかでいちばん饒舌になられるという話もあります」(つげさん)
いつしか雅子さまにとって那須は、ご家族とかけがえのない時間を過ごされる特別な場所になっていたのだろう。
「雅子さまは、地元住民の前にお出ましになると、まるで昔なじみの人にお会いになったかのような柔和な表情を浮かべられます。今年も雅子さまのにこやかな表情が印象的でした。“多くの人が見守ってくださっている”と、歓迎を噛み締められたのではないでしょうか」(つげさん)
一方で、今回のご静養は雅子さまが愛子さまと過ごされる「最後の夏休み」になるかもしれない可能性もはらんでいる。愛子さまは現在大学4年生で、来春にはご卒業予定だ。
「卒業後の進路は明らかになっていませんが、勉強熱心な愛子さまのことですから、大学院に進学されるのではないでしょうか。これまで皇族方がされてきたように、そう遠くないタイミングで海外留学もされるとみられています」(前出・宮内庁関係者)