司組長が警察とメディアに「おう、皆さんよいお年を」と挨拶
今年1月25日で82歳になる司組長
その約1時間後の10時27分、再びシャッターが全開になり、高山若頭や直参組長ら幹部が勢揃い。カメラのシャッター音を意に介さず幹部たちは談笑を続けていたが、10時34分、組員の「見えます」という声が聞こえた瞬間、一斉に真剣な表情に。間もなく黒いベンツがシャッター前に到着し、黒いサングラス、白いコートに身を包んだ司組長が現れた。ベンツの周りを警察やメディアが取り囲んだが、高山若頭同様、気にも留めずに会場内に入っていった。
「例年、餅つきでは司組長、直参組長らが餅をつく。司組長がつきかたを教えることもあると言います。つかれた餅はぜんざいや雑煮にして、その場で振る舞われる。また大きな清酒の樽も置かれていて、鏡開きも行なわれます」(同前)
司組長の到着で会場は盛り上がったようで時折、笑い声も聞こえてきていたが、約2時間半後の12時57分に司組長は帰宅の途に。会場を出る直前に、高山若頭と真剣な表情で何かを話していたが、迎えの車に乗り込む際には右手を挙げ、警察関係者やメディアに向かって「おう、皆さんよいお年を」と笑みを浮かべながら去って行った。