学習院女子中等科の卒業式に向かわれる愛子さまと雅子さま(2017年3月、東京・新宿区。写真/JMPA)
ただ、愛子さまをよく知る人物は、“素顔”との差を指摘する。
「たしかに学校や外出時にはご不安そうな表情も見せられていましたが、付き添い登校をされていた時期でも御所では朗らかで、ふさぎ込んだ毎日を過ごされていたわけではありませんでした。それがうまく出せれば、きっと周囲とのコミュニケーションは円滑になるはずだと思っていました。中学までは環境の変化に戸惑う面もあったようですが、高校入学後は、周囲との距離感の取り方を学ばれたのでしょう」
2017年4月、愛子さまは学習院女子高等科に進学された。成長した愛子さまが学校生活でも本来の朗らかさを取り戻すと、雅子さまの表情も目に見えて明るくなられた。この頃から雅子さまは可能な限り体調を整えて、公務に取り組まれるようになった。そんな母の姿をいちばん近くで見られている愛子さまが、「母が頑張っているから私も頑張ろう」という気持ちになるのは自然の成り行きだったのかもしれない。
※女性セブン2024年4月4日号