国内

【雅子さまと愛子さまの22年】公務との両立が可能な“日赤就職”を選んだ愛子さま、「生涯皇族」として雅子さまを支えたいとの思い

日赤の社長らから、能登半島地震における日赤の活動や対応についてご一家でご進講を受けられた(2024年3月。写真/宮内庁提供)

日赤の社長らから、能登半島地震における日赤の活動や対応についてご一家でご進講を受けられた(2024年3月。写真/宮内庁提供)

 3月20日に学習院大学を卒業された愛子さまは、4月から日本赤十字社に嘱託社員として勤務される。雅子さまの適応障害や、愛子さまの長期欠席など、数々の試練に直面しながら、支え合って乗り越えてきたおふたりの22年を振り返るとともに、その未来について考える。【全3回の第3回。第1回から読む

「結婚は私にとってはまだ先のように感じられ、いままで意識したことはございません」

 成人し、社会に出られる愛子さまの恋の行方は、愛子さまをご誕生から見守ってきた多くの国民にとっても気になるところだろう。学習院初等科時代には、恋心に間近に触れられる甘酸っぱい思い出があった。

「初等科6年生のとき、愛子さまのお友達がある男の子にラブレターを書いたんです。その手紙を相手の男子に渡すとき、愛子さまが付き添われたんですよ」(学習院関係者)

 ひとりの女性として成長されると、愛子さまにもさまざまな「恋バナ」が持ち上がった。学習院女子高等科時代には、学習院高等科野球部の男子生徒を応援される姿が目撃された。

「その男子生徒は、愛子さまとは初等科で一緒で、同じクラスだったばかりか、隣の席になったこともありました。中高では男女別学でした。神宮第二球場で行われた試合をメガホン片手に観戦し、愛子さまは打席に立つ彼の姿をデジカメでうれしそうにパシャパシャと撮影して、彼がヒットを打つと大喜びで拍手されていました。その姿はどこにでもいる『JK(女子高生)』でした」(別の学習院関係者)

 大学時代の大半は新型コロナの影響を受け1年ほどしか通学できなかったが、4年次には「生田斗真似の硬派なイケメン学生」とキャンパスで2人きりで談笑されている姿を報じられた。また、戦後皇籍離脱した旧11宮家のひとつ「賀陽家」の子息や、五摂家のひとつ「近衞家」の子息との縁も噂されるようになった。

「理想のお相手については、特別これといったものはございませんが、一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的ではないかと考えております」

 成年会見でそうも語られた愛子さま。くしくも東京大学在学中の雅子さまが初めて陛下と出会われたのは、いまの愛子さまと同じ22才のときだった。これから「運命の出会い」が待っているはずだ。

早く皇族としてさまざまな公務をこなしたい

 2019年5月1日、天皇陛下が即位され、「平成」から「令和」へと変わった。同時に雅子さまは皇后になられた。皇太子妃も重責だが、皇后はそれをはるかに上回る。

「天皇皇后はすべての重圧を背負われます。歴代の天皇皇后とも比較されますし、国民とともに歩む皇室をどう築くかも問われます。その責任は、皇太子ご夫妻時代の比ではありません」(皇室ジャーナリストの神田秀一氏)

 体調が万全ではない雅子さまが皇后の重責を担うことを不安視する声もあったが、御代がわりから5年を迎えようとするいま、雅子さまをめぐる状況は好転している。

「病気が完治したわけではないですが、雅子さま自身が体調をコントロールできるようになりました。2022年9月にはエリザベス女王の葬儀のため強行日程での訪英を果たされ、昨年はインドネシアへ公式訪問。『全国植樹祭』『国民体育大会』『全国豊かな海づくり大会』『国民文化祭』という“四大行幸啓”のすべてにも出席されました。この先はさらに多くの公務をこなせるようになるはずです」(宮内庁関係者)

関連記事

トピックス

インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、小泉家について綴ります
《華麗なる小泉家》弟・進次郎氏はコメ劇場でワイドショーの主役、兄・孝太郎はテレビに出ずっぱり やっぱり「数字を持っている」プラチナファミリー
女性セブン
調子が上向く渋野日向子(時事通信フォト)
《渋野日向子が全米女子7位の快挙》悔し涙に見えた“完全復活への兆し” シブコは「メジャーだけ強い」のではなく「メジャーを獲ることに集中している」
週刊ポスト
山田久志氏は長嶋茂雄さんを「ピンチでは絶対に対峙したくない打者でした」と振り返る(時事通信フォト)
《追悼・長嶋茂雄さん》日本シリーズで激闘を演じた山田久志氏が今も忘れられない、ミスターが放った「執念のヒット」を回顧
週刊ポスト
“令和の小泉劇場”が始まった
小泉進次郎農相、父・純一郎氏の郵政民営化を彷彿とさせる手腕 農水族や農協という抵抗勢力と対立しながら国民にアピール、石破内閣のコメ無策を批判していた野党を蚊帳の外に
週刊ポスト
緻密な計画で爆弾を郵送、
《結婚から5日後の惨劇》元校長が“結婚祝い”に爆弾を郵送し新郎が死亡 仰天の動機は「校長の座を奪われたことへの恨み」 インドで起きた凶悪事件で判決
NEWSポストセブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン
「最後のインタビュー」に応じた西内まりや(時事通信)
【独占インタビュー】西内まりや(31)が語った“電撃引退の理由”と“事務所退所の真相”「この仕事をしてきてよかったと、最後に思えました」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト
 6月3日に亡くなった「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
【追悼・長嶋茂雄さん】交際40日で婚約の“超スピード婚”も「ミスターらしい」 多くの国民が支持した「日本人が憧れる家族像」としての長嶋家 
女性セブン
母・佳代さんと小室圭さん
《眞子さん出産》“一卵性母子”と呼ばれた小室圭さんの母・佳代さんが「初孫を抱く日」 知人は「ふたりは一定の距離を保って接している」
NEWSポストセブン