国内

「宮内庁SNSの救世主」はサッカー日本代表の広報担当 JFA名誉総裁の高円宮妃久子さまが優秀な人材の出向を打診

宮内庁はインスタを解説した

宮内庁はインスタを解説。担当者はサッカー元日本代表(時事通信フォト)

 最初の投稿に誤字があるのではないか──宮内庁の公式インスタグラムが公開された4月1日、騒動が勃発した。

「皇嗣同妃両殿下“お始め”という表現が“を始め”の誤りではないかという指摘が相次ぎました。“お始め”というのは宮内庁用語だそうで誤りではなく、宮内庁側は『我々にとって新たな気づき』『新しい世界に足を踏み入れたので、わかりやすい内容や表現を心がけていきたい』と表明していました」(皇室記者)

 インスタグラムを運営するのは、警察庁出身の藤原麻衣子室長が率いる、2023年に新設された広報室だ。

「藤原さんは京都大学を卒業後、2002年に警察庁に入庁。警備畑で暴力団やスパイ対策にあたってきた、情報分野に強い人物です」(全国紙社会部記者)

 広報室の新設にあたり、PR戦略を担う「広報推進専門官」が設置され、民間からも人材が登用されたという。

「宮内庁は省庁のなかでも、情報発信において後れを取っていることを自認していた。PRに長けた民間企業の経験者から知恵を拝借したかったのでしょう」(前出・皇室記者)

 そのうちのひとりが、眞子さん、佳子さまと同世代で、学習院大学出身のAさんだ。爽やかな笑顔が印象的なAさんは、昨年まで公益財団法人日本サッカー協会(JFA)に所属。出向という形で宮内庁に勤務することになったという。

「大学時代はサッカー部に所属し、卒業後は富士通に就職。JFAには第二新卒で入ったそうです。JFAではプロモーション部に所属し、SNSの運営を担当。サッカー日本代表の広報活動に従事していました」(Aさんの知人)

 2022年のカタールワールドカップの期間中は、激務に追われながらも充実した日々を過ごしていたようだ。

「国際サッカー連盟(FIFA)と交渉するハードな仕事もあったようで、1か月以上休みのないスケジュールだったと聞いています。そんななかでも、TikTokやYouTubeなどをコンスタントにバズらせていましたから、彼のPR能力は高いのでしょう。宮内庁SNSの救世主と期待されています」(前出・Aさんの知人)

 皇室と日本サッカーの縁は深く、「天皇杯」「皇后杯」「高円宮杯」という名を冠した大会が存在する。

「高円宮妃久子さまはJFAの名誉総裁を務められています。久子さまがJFAの幹部に優秀な人材の出向を打診され、推薦されたのが彼だったようです」(宮内庁関係者)

 そうした縁も手伝って、宮内庁に出向したAさん。JFAでの彼の優秀な仕事ぶりは宮内庁内でもよく知られたところで、一部では、「佳子さまのご結婚のお相手候補ではないか」という声も上がったという。

「彼は佳子さまと同世代でイケメンですが、昨年、大学時代の知人女性と結婚したので、お相手にはならないですよ(笑い)。本人も宮内庁への出向は寝耳に水だったようで、当初は“学習院が関係あるのかな……”と周囲にこぼしていましたが、キャリアアップにはまたとない機会だと熱心に仕事に取り組んでいるようです」(前出・Aさんの知人)

 すでに宮内庁のインスタグラムには、スポーツドキュメンタリーさながらの躍動感ある動画が何本もアップされている。

※女性セブン2024年4月25日号

関連記事

トピックス

2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《北島康介に不倫報道》元ガルネク・千紗「アラフォーでも美ボディ」スタートさせていた“第2の人生”…最中で起きた波紋
NEWSポストセブン
音楽業界の頂点に君臨し続けるマドンナ(Instagramより)
〈やっと60代に見えたよ〉マドンナ(67)の“驚愕の激変”にファンが思わず安堵… 賛否を呼んだ“還暦越えの透け透けドレス”からの変化
NEWSポストセブン
石破茂・首相の退陣を求めているのは誰か(時事通信フォト)
自民党内で広がる“石破おろし”の陰で暗躍する旧安倍派4人衆 大臣手形をバラ撒いて多数派工作、次期政権の“入閣リスト”も流れる事態に
週刊ポスト
1999年、夏の甲子園に出場した芸人・とにかく明るい安村(公式HPより)
【私と甲子園】1999年夏出場のとにかく明るい安村 雪が降りしきる母校のグラウンドで練習に明け暮れた日々「甲子園を目指すためだけに高校に通った」 
女性セブン
クマ外傷の専門書が出版された(画像はgetty image、右は中永氏提供)
《クマは鋭い爪と強い腕力で顔をえぐる》専門家が明かすクマ被害のあまりに壮絶な医療現場「顔面中央部を上唇にかけて剥ぎ取られ、鼻がとれた状態」
NEWSポストセブン
小島瑠璃子(時事通信フォト)
《亡き夫の“遺産”と向き合う》小島瑠璃子、サウナ事業を継ぎながら歩む「女性社長」「母」としての道…芸能界復帰にも“後ろ向きではない”との証言も
NEWSポストセブン
ジャーナリストの西谷格氏が新疆ウイグル自治区の様子をレポート(本人撮影)
《新疆ウイグル自治区潜入ルポ》現地の人が徹底的に避ける「強制収容所」の話題 ある女性は「夫は5年前に『学習するところ』に連れて行かれ亡くなりました」
週刊ポスト
会見で出場辞退を発表した広陵高校・堀正和校長
《海外でも”いじめスキャンダル”と波紋》広陵高校「説明会で質問なし」に見え隠れする「進路問題」 ”監督の思し召し”が進学先まで左右する強豪校の実態「有力大学の推薦枠は完全な椅子取りゲーム」 
NEWSポストセブン
起訴に関する言及を拒否した大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平、ハワイ高級リゾート開発を巡って訴えられる 通訳の次は代理人…サポートするはずの人物による“裏切りの連鎖” 
女性セブン
スキンヘッドで裸芸を得意とした井手らっきょさん
《僕、今は1人です》熊本移住7年の井手らっきょ(65)、長年連れ添った年上妻との離婚を告白「このまま何かあったら…」就寝時に不安になることも
NEWSポストセブン
暴力問題で甲子園出場を辞退した広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
《広陵高校、暴力問題で甲子園出場辞退》高校野球でのトラブル報告は「年間1000件以上」でも高野連は“あくまで受け身” 処分に消極的な体質が招いた最悪の結果 
女性セブン
広陵野球部・中井哲之監督
【広陵野球部・被害生徒の父親が告発】「その言葉に耐えられず自主退学を決めました」中井監督から投げかけられた“最もショックな言葉” 高校側は「事実であるとは把握しておりません」と回答
週刊ポスト