【PART1】たるみやしわを美容クリニックで撃退!
美容クリニックがひしめく江南エリア。目指したのは『ドクタープチ医院江南店』。スキンブースターやレーザーなどの肌再生やリフトアップ施術で人気だ。
美容施術は20年ぶり、韓国のクリニックは初体験という小野寺さんは緊張の面持ち。だが、エレベーターの扉が開き、メッセージボードに書かれた「こんにちは!」の文字に気持ちが和む。近くにいたスタッフに「あの〜」と日本語でおずおず話しかけると、すぐに日本語が話せるスタッフが駆けつけてくれた。
期待できそうな施術の提案にワクワク
さっそくカウンセリングがスタート。
「額のしわ・目の下のたるみ・目尻のしわ・ほうれい線・毛穴の開き・首の横じわです」
小野寺さんが悩みをそう伝えると、日本語が堪能なカウンセラーから、
「顔全体と首は『ジュベルック』、ほうれい線は『リジュラン』、額・目尻・ほほには『ボトックス』がいいでしょう。それらをより浸透させるために『レガーII』『フラクショナルレーザー』というマシンによる施術も加えましょう」
と提案された。「何か質問はありますか?」と聞かれたので、「痛みはありませんか?」と尋ねると、「がまんできないほどではありません」と言われ、安堵。その後、ここで会計を済ませた。
麻酔クリームを塗って いざ施術開始!
スキンケアルームへと移動し、同意書にサインをした後、スタッフがメイクを落としてくれる。麻酔クリームを塗り20分後、個室の施術室へ。いよいよ施術かとドキドキ。代表院長のカウンセリングが始まった。スタッフが同時通訳をしてくれるので安心だ。
内容に納得し、施術台に横たわった。器械台の上のトレーには注射器がズラリ。おののく間もなく施術開始。リズミカルに迷いなく顔中に注入していく代表院長。麻酔クリームは塗ったものの、皮膚に針を刺すため、当然無痛ではない。特にリジュラン注射は痛みが強い。
「当院は痛みを最小限に抑えた施術を目指してます。ジュベルックには麻酔成分を足してるので、その後に行うリジュランの痛みも軽減します」(代表院長)
とはいえ、額など皮膚の薄い場所への注入時、小野寺さんは思わずうめき声をあげ、ポロリと涙を流していた。今回は顔と首、計100回以上の注射に耐えた。所要時間約10分。施術直後の顔はボコボコになったが、打った薬剤は時間とともに吸収されていくという。
「レガートII」と「フラクショナルレーザー」もそれぞれ10分程度で、保湿クリームとUVクリームで仕上げとなった。今回、同時に5つもの施術を行ったが、多すぎではないだろうか。
「日々、代表院長や医師、スタッフが自ら施術を行い、相乗効果のある施術を模索しています。そこで効果が感じられた組み合わせのみを患者さんにご提案しています。月1回など頻繁な渡韓が難しいかたは、半年を目安に通っていただければ美肌を保てる施術を心がけています」(YURIさん)