薄くなった眉毛をアートメイクでアップデート
形が決定すると…
【PART2】薄くなった眉毛をアートメイクでアップデート
「眉毛にポツポツと生えた白髪が気になり、ブチブチと抜いていたら生えてこない箇所ができてしまった」と嘆く小野寺さんが、肌管理の次に向かったのは、狎鴎亭ロデオ駅から徒歩8分の場所にあるアートメイクサロン『The azzil』。ここはNINEさんが、ヘアライン・眉・アイライン・リップのアートメイクをまかせるほど、信頼を寄せているサロンだ。
「通常、アートメイクの施術直後は“やりました感”が強いのですが、ここは自然に仕上げてくれるので旅行初日にもおすすめです。色は本人のパーソナルカラーを見極めて調合してくれます」(NINEさん)
長持ちはするのだろうか。アートメイクアーティストであり、同店オーナーのシャイニー・キムさんに聞いた。
「当店は、日本を含むアジアや欧米など海外のお客様も多く訪れるため、一度の施術で1〜2年ほどは維持できるよう、より丁寧に施術を行います」
日本人は月平均50人以上が訪れるという。
「マシン施術は痛みを感じずにリラックスしていましたが、毛並みを描き入れる3Dニードルを使用したときは、ザクザクという音とともに多少の痛みを感じました。がまんできましたが、いま思えば麻酔を追加してもらうなどの対応をお願いすればよかったかな。
先生は韓国語だけでなく英語も話せますが、日本語は通じないため、スマホの翻訳アプリを使って会話をしました。自分の希望を明確にしておくのはもちろん、事前に翻訳ソフトの画面を撮っておいたり、印刷するなどの準備をしておくと、意思疎通がよりスムーズだったと思います」(小野寺さん)
麻酔クリームを塗布。この状態で20分おく
麻酔中にカウンセリング。互いのスマホに入れた翻訳アプリを活用して希望を伝える
より理想的な眉に仕上げるため、余分な毛は眉毛ばさみでカット
さらにスペイン製のワックスで余分な毛を処理。角質も取れるため、色が入りやすくなる
ベストな位置と形を導き出す!
ルーラー(定規)の弦を使って眉毛の位置のバランスを確認し、スケールでミリ単位に長さを調整しながら、その人の顔に合った左右対称の眉をデザイン
ベストな位置に印をつけていく
緻密に描かれた小野寺さんの眉の“設計図”。これに沿って色を入れていく
麻酔クリームを拭き取って施術開始。カラーは小野寺さんの眉になじむ、ブラウンとダークブラウンをブレンドしたチョコレートブラウンに決定。マシンでグラデーションをつけながら色をパウダー状に入れていく。使用するインクは韓国で認可されたもので、MRI検査にも支障はない
オリジナルのカラーを調合
完成!
江南の話題の店
取材・文/藤岡加奈子 撮影/大塚七恵
※女性セブン2024年5月2日号