女優・相原勇との交際・破局

 有力な力士が親方として協会に残るうえでは、自ら年寄株を調達する方法とは別に、「親方の娘と結婚して部屋の継承者になる」というパターンもある。

「立浪親方(元小結・旭豊)は先代の娘と結婚して協会に残った(後に離婚して泥沼裁判になった)し、佐渡ヶ嶽親方(元関脇・琴ノ若)も先代の娘との結婚で部屋を継いだ。“相撲部屋に男児はいらない、娘が生まれれば部屋は継承される”と言われていたほど。

 曙も現役時代に師匠の娘との結婚話があったところ、まとまらずに女優・相原勇との交際に走ったが、このままでは協会に残れないとの考えも持つようになり破局に至った。その後は部屋や個人の後援会幹部が部屋や曙への影響力を増そうとお見合いなどの話を競うように持ってきたが、曙は首をタテに振らなかった。その頃には、妻となるクリスティーン麗子さんと付き合っていたからです」(同前)

 結婚相手の紹介をめぐる後援会の勢力争いの最中、交際相手のクリスティーン麗子さんが妊娠し、曙さんは結婚を申し出るが、後援会関係者とは亀裂が生じた。

「師匠や後援会としては、曙の将来を心配してやっていたつもりだったから、話はまとまらない。婚約会見には師匠、部屋関係者、後援会関係者の姿がないという異例の状況でした。曙が相原と結婚したいと言った時は披露宴のためにホテルを押さえ、大物政治家に仲人を頼んだ後援会幹部もいるなど、振り回されたかたちになりましたからね。

 結局、1998年10月の麗子夫人との披露宴は部屋の後援会や師匠が取り仕切ったが、そのぶん曙の手元に残る祝儀は少なく、引退後の年寄株取得の資金の目処が立たないかたちとなった。小錦から佐ノ山、大乃山から尾上、北の富士の谷川などの譲渡の話があったとされるが、資金がなかった。曙は角界に残りたいという思いが強かったが、それを果たせなかったのです」(同前)

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