2023年のM-1で優勝した令和ロマン
テレビに重きを置かない新鮮さ
――令和ロマンはテレビに重きを置いていないのも新鮮ですよね。
橋本 ついに現れたな、という気がしますよね。ぜんぜんいいと思いますよ。
鰻 こういう人、今後、増えてくるんじゃないですか。テレビではほとんど見かけないけど、YouTubeとかTikTokではめちゃめちゃ人気がある芸人とか。
橋本 別に令和ロマンもテレビに出ないと言っているわけではないですよね。
――優先順位はそこまで高くない、という意味だと思います。でも今後、テレビよりもYouTubeの方をたくさん見てきたという世代がどんどん出てきたら、テレビに出たいと思わないのはごく自然なことだという時代が来そうですよね。
橋本 そこ、難しいですよね。ほんまに。ちょっと上の世代の人が、テレビを愛している人こそテレビから愛されるべきやという言い方をしていて、それはほんまにそうやなと思ったんです。その点、令和ロマンはテレビに縛られてない。自由。そこはうらやましいっすね。
――2人もYouTubeチャンネル『銀シャリチャンネル』の登録人数は10万人を突破しました。何か変化はあるものですか。
橋本・鰻 いや、何も。
――そんなもんですか。
橋本 僕らのファンでもYouTubeチャンネル知らない人はいっぱいしますし。YouTubeを観てライブに来たと言う人はあんまりいないと思います。
鰻 あんま聞いたことがないですね。
――銀シャリは客を選ばない印象がありますが、最近の客層はどのような感じなのですか。
橋本 老若男女から子どもまで、いろんな世代が来ますよ。ワーキャーはいないですけど。
鰻 ワーキャーはいないっす。ほんまに、いないっす。そら、おじさん2人やから。
橋本 でも、ワーキャーがいなくて埋まるのがいちばん……。
鰻 ありがたいしね。
――いちばんカッコいいですよね。
鰻 満遍なくいますよ。
橋本 ワーキャー浴びてみたいですけどね。ほんまは。