お土産の箱を持ち満喫したようだ
もう一方の当事者であるA子さんの話を聞こうと自宅を訪ねたが、応答はなかった。2人が小旅行に訪れた広島に住むA子さんの両親に、伸康氏との関係を承知しているのか聞くと、A子さんの母は驚いた様子で、「あっ、(交際は)知ってますよ」と応じるも、詳細を尋ねると「あー、まだちゃんとしたわけではないので」と話を切り上げた。A子さんの父も「(話すのは)難しいですね」とし、2人の広島旅行の際、伸康氏と会ったのかを質問すると、「それも含めて何も言えない」と答えた。
交際を知らなかった二階俊博氏と違ってA子さんの両親には“公認の仲”だったわけだ。
次の選挙で議席を目指す伸康氏だが、妻子がありながら、選挙中に別の女性を自分の持つマンションに宿泊させ、応援まで受けていた行動を、有権者はどう評価するのか。
後継者がこれでは、栄華を誇った「二階王国」は滅亡へ向かうだろう。
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※週刊ポスト2024年12月27日号