阪神「連覇」への課題は(時事通信フォト)
2026年のNPBで注目は、藤川球児監督率いる阪神のリーグ連覇、そして昨年は逃した日本一を達成できるかだろう。1985年優勝の胴上げ投手・中西清起氏と2003年と2005年のV戦士である片岡篤史氏、2人の阪神OBが行方を占う。【前後編の後編。前編から読む】
ヘッドコーチ・和田は世代が上だが…
中西:投手陣は先発は村上(頌樹)、才木(浩人)が軸で問題は後ろ。中継ぎは石井(大智)、及川(雅貴)、桐敷(拓馬)と豊富やけど、クローザーがいつまでも岩崎(優)やとな……。やっぱり湯浅(京己)のように三振が取れる球速のあるクローザーがビシッと抑えて欲しい。ただ、湯浅も不安定やな。
片岡:中西さんは投手コーチとして2005年に救援トリオ「JFK」を作ったわけですけど、初めは久保田(智之)が後ろだったのを、途中で藤川(球児)に替えました。そういう判断が必要になりますね。
中西:最初は7回が球児で、久保田はタフやから延長になってもそのまま3イニングはいけるだろうという判断やった。球児をストッパーに替えたのは2007年から。
片岡:今年は及川、石井、岩崎の順番が変わる可能性がありそうですね。
中西:石井が最後というのはアリだと思う。
片岡:ただ、最後のアウト3つは独特のものがありますからね……。
中西:7回、8回は攻撃がまだあると思ってマウンドに上がれるけど、9回はプレッシャーが違う。僕もそういうのがあった。
片岡:経験も必要。中西さんみたいに度胸据えてやらんとですね(笑)。コーチ陣では昨年なかったヘッドコーチに元監督の和田(豊)さんが就きます。
中西:慎重というか、石橋を叩いても渡らないタイプだから、監督に対して“違いますよ”とかは言わないやろな。
片岡:中西さんは同級生だし、和田監督時代のコーチもやられたから、よくご存じですよね。昨季はコーチ陣も近い世代が多かった。世代が上の和田さんがヘッドになることで、流れが良くなる可能性もあるでしょう。
