SNSでの推し活が「危険な方向に行きかねない」理由

 中高年に限らずSNSは推し活に欠かせない。ファン同士で喜びを共有するのは楽しい体験だが、一方で、SNSにのめりこんでしまうケースもある。適切な距離を保つ方法はあるだろうか。

「非日常な空間をひとりで楽しむと、依存したり危険な方向に行きかねません。エコーチェンバーやフィルターバブルを知りましょう。SNSでは自分と似た意見が優先的に目につくよう設計されており、同じような意見の人らで議論が加速し、主義主張が極端なものになりがちです(エコーチェンバー)。

 また自分の関心がない話題や反対の意見は目に触れにくくなるような設計もなされており、自分の意見が世間の大多数と同じである、という錯覚も抱きやすいです(フィルターバブル)。

 そのため、ファン仲間を作って、冷静に『自分たちの発言ってバカみたいだよね』と揶揄する視点を持つことが重要です。ほかの人のSNSを反面教師のように捉えるのも良いでしょう。その上で、日常を忘れ、推し活を楽しみましょう」

 timeleszやNewJeansをめぐる一連の現象は、特定のグループや世代だけの問題ではない。

 世代や立場を超えてファン同士が共存するためにも、ときには一歩引いた視点で自らの言動を振り返る冷静さが、これまで以上に求められているのかもしれない。

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