中国当局に「違法」と認定されたイスラム教関連の物品が破壊される様子(日本ウイグル協会提供)
強制収容されるウイグルの人々(日本ウイグル協会提供)
「多くの日本人が今回の一連の流れで、いかに中国そして中国共産党が真っ当な理屈の通じない集団であるか気づく良いきっかけになったのではないでしょうか」と語気を強める。
「私たちウイグル人は、何か罪を犯したとかではなく『ウイグル人として生まれたことが悪い』として弾圧されている。過去、ナチスの時代に一度人類が犯してしまった、決して許されない過ちが繰り返されている。おそらくこのまま日本を含めた世界がこの問題を放置すれば、数十年後にはウイグルの民族の独自性は失われるでしょう。
そしてこのやり方を許せば、中国当局は“成功体験”として味を占め、ウイグル人が滅びた後は間違いなく日本を含めた周辺諸国に対して同じ残虐行為を繰り返すはずです。現に中国は平気で日本の領海領土に侵入し、明らかに嘘と分かる主張を繰り返している。これはウイグルでの弾圧が繰り返される予兆であると感じています」(同前)
アフメット会長はウイグルの変化が短期間で急激に起こった点も強調する。中国人がウイグルに住み始めたのは約70年前。ほとんどが軍人とその関係者であり、人口のたった5%に過ぎなかったという。
「それが今ではウイグル全体の人口の半分を超える勢いです。彼らは人口がある程度増えてくると本質を出してくる。このままの状況であれば、同じようなことを日本でも公然とやり始めるでしょう」(同前)
ウイグル問題に取り組んできた高市首相。解散総選挙の行方をアフメット会長もじっと見守っている。
(了。第1回から読む)

