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朝ドラ夫・新次郎はアリ? 友近、大桃美代子らが意見
連日高視聴率を記録するNHK連続テレビ小説『あさが来た』。女性視聴者からの支持率が高い、ヒロイン・あさ(波瑠)の夫・新次郎(玉木宏)だが、1月6日放送の第81回では、友近(42才)演じるうめの発言が論争を呼んだ。それは仕事をしないが妻には優しい新次郎が夫としてアリかナシかという論争だ。以下、うめの発言だ。「ええお方やいうのはわかってます。そやけど、だんな様にするには、あまりにもチャランポランすぎて。普通のおなごは、やっぱり、よう働く男が好きやさかい」 新次郎は、ただの「アホぼん」なのか、爪を隠した能ある鷹なのか──。友近が、うめの胸中を推測する。「うめは、仕事一筋の雁助に思いを寄せています。新次郎さんのことは認めているけど、やっぱり違和感がある。雁助(番頭役=山内圭哉)と比べて、出てきたせりふなんだと思います」 新次郎がリアルに夫だったら、どう思う…? 賛否が相半ばするこの議論に、「アリ」か「ナシ」かの決着はつくのか? さすが人気の新次郎。まずは熱烈な「アリ」の意見から紹介しよう。大の新次郎ファンというタレントの大桃美代子は、こう話す。「まだ女性が働くことが珍しかった時代にあさが炭坑や両替屋で働くことに理解を示しています。とても器の大きいかたです」 大桃自身、活発なあさと似ている部分がある。取材時も「こんな企画をやりたいですけど、女性セブンでどうですか」と記者にプレゼン。その姿はリアルあさを彷彿とさせた。「私はかつて、恋人から『美代子は、仕事とおれどっちが大事なんだ?』と言われたことがあります。そういう男性は、本当に困る。新次郎はそんなことを言わずに、『働いてきてええよ』と言ってくれるはず」 大桃の前夫でジャーナリストの山路徹さん(54才)も新次郎同様、大桃の仕事に理解のある夫だったという。 結婚2年目のとき、韓国に語学留学したいといった大桃に山路さんは「これからの仕事にきっと活きるから」と、背中を押してくれたという。「こんなに理解のある人はいないと思って、とてもうれしかったです。でも、留学したら、その間に心が離れてしまったんです。あとで彼に聞いたら『だって、(大桃が)日本にいないんだもん』って(笑い)」(大桃) それが原因で2006年に離婚した。「新次郎は、三味線のお師匠さんに気がありそうで、少しヒヤヒヤするけど、あさに一途です。前の夫とは、そこが違います。新次郎さん、最高です」(大桃) イケメン評論家の沖直実さんも器の大きさを高評価する。「新次郎は子供の前で妻の悪口を絶対に言わない。それどころか、新次郎は、娘の千代の前であさを褒めますよね。あさが寝ているとき、千代に『お母さんにお礼を言うんやで』みたいなことを言っていて。そういうところがすごいステキです。 うちの夫なんて私がいない所で子供に『ババアはまた飲みに行っているのか』と言っているらしく(笑い)。飲み会といっても仕事上のなんですけどね」 役柄上は新次郎より雁助派のうめを演じる友近もこう言う。「仕事に理解があるのは大きいですよね。だからあさはあそこまでのびのびと自由にできる。私も実際に男性とつきあうときは、そこをいちばん優先して考えます」 妻の自由を認める器の大きさに絶賛の声が多い。漫画家のカトリーヌあやこさんは、器が大きいからこそ、今はあまり働いていなくても、出世する男と太鼓判を押す。「もし私と結婚したら、新次郎は働かざるを得ません。新次郎は、あさをはじめ誰に対しても必ず肯定する。対人能力にものすごく長けています。うまく商談をまとめてきそう。営業職につけば、絶対出世するはずです」◆働かないとやっぱりきつい 理想の夫を絵に描いたような新次郎だが、いくら資産家でも働かないという点については、先週の主婦の声と同様に「ナシ」という声が多い。友近はこう言う。「家業にポジションがあって、手伝っているからギリギリいいですけど、資産家でなくて、全くの無職だったらダメですよ」 新次郎の器の大きさに惹かれている沖さんも同意見だ。「働いている女性は、夫が家にいてくれてありがたいと思う人もいるかもしれませんが、専業主婦からしたら、働かない夫はきつい」 カトリーヌさんは、新次郎の金銭感覚に疑問を感じる。「炭坑に行ったときも、今でいうならリムジンをチャーターしたような豪華な籠に乗っていましたし、幼なじみには、お金を財布ごとあげようとするし…働いていないのにあの金銭感覚は、夫にすると危険です。ネットで爆買いしたり、いらない通販ものをたくさん買ったりしそう」 働きぶりについては、夫としてナシという声が優勢だ。 はからずも浮かび上がったのは、「働かざる夫」に対する容赦ないきつい考え方。しかし、その新次郎は炭坑会社の社長に就任する展開に! 果たして仕事が続くのかも気になるところだが、完璧な夫への階段を上り始めているのは間違いないだす!※女性セブン2016年2月11日号
2016.01.27 23:06

『あさが来た』五代や『あすなろ白書』取手 2番目男の魅力
年末の紅白歌合戦に登場した『あさが来た』の主要キャストたちのなかに、“あの人”の姿がなくてガッカリした人は多かったかもしれない。「五代様」こと、五代友厚を演じるディーン・フジオカ(35才)だ。 視聴率も絶好調の『あさが来た』で最初にブームが巻き起こったのは、新次郎(玉木宏・36才)だった。「やさしくあさを見守るところが素敵」「へらへらしているようでしっかりしている」と注目が集まっていたが、「私は五代派」という人たちの思いが今、空前の“五代ブーム”を起こしている。「最初は新次郎がよかったけど、今は五代様が出ないとつまらない。あさのことを仕事の面でしっかり支えて、困ったときには助けてくれる。しかも、あさのことを好きなのに、その気持ちを押し殺してやさしく接するあの笑顔…たまらない」(50代公務員女性)「新次郎もいいけど、ふゆへの接し方を見ていると、ちょっとやさしすぎる。三味線のお師匠さんにだっていい顔をするし、五代の方があさに一途な感じ。新次郎から乗り換えればいいのに!」(20代会社員女性) ヒロイン・あさにしてみれば、五代様は夫・新次郎に続く2番目の男。思い出すのは、これまでの“2番目の男”の人気だ。 まずは、『あすなろ白書』(フジテレビ系)の取手くん。1993年に放送され、木村拓哉(43才)が演じた取手治は、ヒロインを想い続け、名せりふ「おれじゃ、ダメか?」と、“あすなろ抱き”を生み出した。 ドラマも映画も大ヒットだった少女漫画『花より男子』(集英社)では、小栗旬(33才)が演じた花沢類だろう。主人公・つくしへの恋心を自覚してからも、親友・道明寺を裏切れないと身を引くが、「おれ、本気で好きになった人とは結ばれないみたい」など、こちらも女心を狙い撃ちする名言に何度キュンとさせられたことか。 朝ドラでも、『花子とアン』の朝市(窪田正孝・27才)もまた、花子への淡い恋心をひた隠しにしたよき幼なじみだった。 ヒロインにはヒーローがいる。そして、ヒーローと2番目の男は友人だったりする。その隠すしかない想いを必死に抑え、でも時にむき出しにしたりしながらも、ヒロインを一途に見守り、支え、“いつでもおれがいる”“おれにすればいいのに”と叫ぶ。「なんでこっちにしないの!!」彼らを見てそう思ったことは1度や2度ではないだろう。 作家の亀山早苗さんは、ヒーローと2番目の男の違いをこう説明する。「ドラマや映画で描かれる2番手は“ヒロインのことをなんでも受け入れる男”です。そういう人がなぜ必要かというと、自分のことをさらけ出せるから。 1番手には恋愛の先に結婚があったりして、自分のダメなところとかを見せたくない、見せられないと、仮面をかぶっちゃったりしますよね。でも2番手の男には見せられるから、愚痴を言っても許されるし、結果として癒される。そんな家族みたいな父親のようなやさしさに惹かれるんでしょうね」 現実世界でも、“友達以上、恋人未満”の存在は貴重。時にその存在が1番手に“昇格”することももちろんある。「“幸せの青い鳥はここにいたんだ”っていう大逆転パターンと、ずっと2番手のままでいる固定パターンがあります。でも固定パターンの方が切なくて萌えるのかもしれませんね。もし、近くにそういう存在がいたら、迷わず“キープ”した方がいいですよ(笑い)」(亀山さん)※女性セブン2016年1月28日号
2016.01.16 22:25

「はつ」「五代」は死ぬ? 『あさが来た』Pが明かす後編
放送開始から14週連続で週間平均視聴率20%超え(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録している、NHK連続テレビ小説『あさが来た』。いよいよ後編に突入し、物語の展開も見逃せない。 前編は、バイタリティーあふれる主人公・あさが、豪商の加野屋に嫁ぎ、周囲を説得して、炭坑経営に乗り出す。経営は軌道に乗り出すが、落盤事故で炭坑は一時閉鎖することになってしまった。 その一方で、あさは、新次郎との間に長女・千代を出産。仕事と子育てを両立すべく、さまざまな人の助けを借りながら奮闘していく──。 ヒロインのあさはもちろん、ほかのキャラクターもとても魅力的だ。前編で気になったあの人、この人はどうなるのか? そして最終回は…。『あさが来た』を誰よりも愛し、誰よりも知っているエグゼクティブプロデューサー・佐野元彦さんが女性セブンだけに明かしてくれた後編の見どころ。びっくりぽんです! * * * このドラマは情の物語です。夫婦、親子、姉妹…そうした人たちの情は時代が移っても変わらない。後編も根本の部分は前編と同じです。ですから、後編では、あさがようやく銀行を設立しますが、難しい話にはしません。 てんやわんやが起こって、あさが人を育てる大切さに気づく。そして、それが大学づくりにつながっていきます。あさは洋服を着始めるし、見た目は変わっていきますけど、それでもあさはあさのままです。失敗をするし、自分に非があれば「わてが悪かっただす」と謝ります。 登場人物のキャラクターは変わりませんが、周りの環境は変わります。なかでも、千代が年頃になって、結婚を考えたとき、あさと新次郎がどういう行動を取るか。これが大きな見どころです。 また、後編には、雁助や亀助など店の人たちにスポットを当てる週を設けています。週めくりカレンダーのように、いろいろ飽きずに楽しんでいただけるような作りにしています。■浅子の姉は20代半ばで亡くなるけれども 広岡浅子の姉は史実では、20代半ばで亡くなっていますが、はつは最後まで物語に登場します。当初からその設定でした。 あさが太陽ならば、はつは月です。あさのように成功していく女性だけが、明治を生き抜いてきたわけではありません。地に足が着いた名も知れぬ人がたくさんいたはずです。はつはその人たちを代表した人間です。だから農家にしました。 これからも、はつにはいろいろな苦難が起こります。それでもしっかり生き続ける。最後は幸せになると思います。■五代さんは死にます。泣けます 本当は生きていてもらいたいんですが…。時代を走り抜けてきた人だけに体に無理が来ていたし、敵も多く作ってきたんです。最期は劇的です。泣けます。 ほとんどの登場人物は、実在のモデルと名前を変えていますが、五代は、そのまんまです。実際に五代が海外に行っていた時期には大阪にいることのないようにするなど、史実通りに作っています。史実に忠実でありたいから、実際に亡くなった年月にドラマでも亡くなります(1885年9月、享年49)。 五代は、まもなく、事件に巻き込まれます。あさや新次郎は五代を盛り立てようとし、彼はそれに応えます。このときの五代演じるディーン・フジオカさんの演技が、ワールドワイドな感じで素晴らしいです。ぜひお楽しみください。■うめと雁助は納得の結末になります うめと雁助が結ばれるかどうかは内緒です。楽しみにしていてください。大人なら「わかるわかる、人生いろいろあるよね」と納得してもらえる展開になっています。まあ、なんとなくみなさんのご想像通りだと思います。■新次郎の最後は… 新次郎はドラマの最後に死ぬかも含めて、いろいろ考えています。いずれにせよ、彼はただのボンボンだったのか、爪を隠していた能ある鷹だったのか、いろいろな評価をされる人にしたい。それが新次郎を演じる玉木宏さんと私の目標です。■最終回は今に繋がります どこまでどう描くかは内緒です。ただ、あさの生き方が現代社会に繋がっているというニュアンスで終わりたいと思っています。どうぞご期待ください。※女性セブン2016年1月28日号
2016.01.14 14:34

『あさが来た』ディーンファンが大阪取引所の五代の像に殺到
朝ドラ『あさが来た』が人気だ。ストーリーの面白さもさることながら、ドラマを彩る個性豊かなキャラクターの魅力にも注目が集まっている。 波留(24才)が演じる広岡浅子は17才で大坂の両替屋「加島屋」に嫁ぎ、広岡信五郎と夫婦になった。家業そっちのけで歌や茶に熱心な夫の姿が浅子の心に火をつけた。浅子が信五郎と暮らし、商いや勉学に勤しんだ加島屋のあった場所には、現在大同生命大阪本社ビルが建っている。 大同生命は、浅子らが創業した企業。大阪本社内の2階メモリアルホールでは、特別展示「大同生命の源流“加島屋と広岡浅子”」が開催されており、ふたりが暮らした加島屋を見たいと訪れる人も増えているという。しかし、それ以上に大阪で人気の場所は、“あの人”がいるところだった。「和歌山から来ました! まさかこんなところで五代様と会えるとは。この写真メールは友達に自慢しないと!」(48才女性) そう、大阪市内にある大阪取引所(旧大阪証券取引所)の入口には、五代友厚の銅像が建っている。ドラマではディーン・フジオカ(35才)が演じており、“五代ファン”であり“おディーン”LOVEの女性がそこに押しかけているのだ。 別の女性も、友人と足を延ばし、「五代様や!」と立ち寄った。「五代様というか、おディーン様のファン。周りにもファンがいるから、見せようかな(笑い)。玉木宏の新次郎は大阪っていうより京都ってイメージ。大阪といえば五代様です」(52才・女性)※女性セブン2016年1月23日号
2016.01.06 16:33

『あさが来た』 五代友厚の死あればクライマックスに影響か
『あまちゃん』、『花子とアン』、『マッサン』といった近年の人気NHK朝ドラの最高視聴率を次々と更新し、いまや国民的ドラマになった『あさが来た』。その勢いは2016年も止まらない。クライマックスに向けて「びっくりぽん」な新展開が用意されているという。 どこからともなくふらりと現われ、幾度もあさのピンチを救ってきた実業家の五代友厚(ディーン・フジオカ)。「五代さま」の愛称で女性視聴者からの人気も高い重要キャラクターだ。 ところが、「実は五代とも悲しい別れが待っていそうなんです」というのは、NHKの番組制作スタッフだ。 新年の放送開始早々、五代はあさの夫・新次郎(玉木宏)の後押しを受け、大阪で「商法会議所」の開設準備に奔走する。かつてはあさを巡る恋のライバルだった新次郎の、「商人」としての能力を認めた五代はそれ以降、あさへの想いを断ち切り、男同士の熱い友情を育んでいくという。 会議所の開設は史実に沿った展開だが、そうなると五代は突然の病魔に襲われることになる。「史実での五代は糖尿病に罹り、痩せ衰えて49歳の若さで亡くなりました。ドラマの五代も痩せ細り、東京で療養生活を送るために、あさとの別れが訪れる予定です。“死んではならない”というあさの言葉に支えられて東京で必死の療養生活を送ります」(前出・番組制作スタッフ) 五代の早すぎる死があるとすれば、あさの今後に影響を与えないはずはない。それがクライマックスの展開に大きくつながっていくとみられている。※週刊ポスト2016年1月15・22日号
2015.12.28 20:49

内野聖陽や向井理も 朝ドラは大ブレイクする俳優を続々と輩出
NHK朝ドラのヒロインは、“新人登竜門”と注目されてきた。一方、ヒロインの相手役の男性、いわば“ヒーロー”を演じたことでブレークした俳優は少なくない。 ちょっと前なら『ひまわり』の上川隆也(50才)も、『ふたりっ子』の内野聖陽(47才)、『あまちゃん』の福士蒼汰(22才)や、『ごちそうさん』の東出昌大(27才)も、それまで若手イケメン俳優のひとりにすぎなかったのが、朝ドラをきっかけに大ブレークを果たした。『花子とアン』の鈴木亮平(32才)は、下積みの長い実力派俳優だったが、“花子の夫”後、一気に花を咲かせた。『あさが来た』でヒロイン・あさの夫・新次郎を演じる玉木宏(35才)の場合は、2006年の『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)の千秋先輩で社会現象を巻き起こしたものの、逆にそのイメージが強すぎて、その後大ヒット作には巡り会わなかった。が、ここへきての“千秋先輩超え”となった。 向井理(33才)は、『ゲゲゲの女房』出演前は、端役として話題作に出演していたが、その名前は『ゲゲゲ』後、一気に全国区となり、今に至る。朝ドラ評論家の田幸和歌子さんは、こう話す。「イケメンを探してくるのがうまいんですよ。それは、原石もそうだし、名が知られている人の新しい一面を光らせることもできるから」 ヒーローだけじゃない。『あさが来た』では、“五代様”こと、五代友厚(ディーン・フジオカ・35才)が新次郎と同じくらい注目を集めている。「新次郎はもちろんかっこいいけど、五代様もすてき~。あさが困ったときにはいつも助けてくれて、理解してくれて。まさに王子様です」(58才・公務員女性) 他にも、はつの夫・惣兵衛を演じる柄本佑(29才)のファンも急増しているが、ヒーロー以外にもイケメン俳優を配置するのは、近頃の流行だと、田幸さんは指摘する。「『あさが来た』で真っ先にツイッターのトレンドにきたのは、五代役のディーン・フジオカさんでした。あさに思いを寄せる理由が容姿に対してではなく、人間性や才覚に対してというシンデレラストーリーがなんとも小気味よい。巧妙に女心のツボを押さえていますよね。『花子とアン』では幼なじみの朝市、『カーネーション』では不倫相手の周防、『まれ』では修業先の息子・大輔、などのイケメンがヒロインの心の支えになりました。夫以外にちょっと気持ちが奪われる、なんて気持ちも味わえます」 それぞれを演じた窪田正孝(27才)、綾野剛(33才)、柳楽優弥(25才)も話題になりブレークした。コラムニストの今井舞さんはこう話す。「イケメンが、“はい、イケメンでございます”って感じで出てこないからいいんです。民放のドラマだったら、シャワーシーンとかで上半身裸にしてうろうろ、みたいな出し方になっちゃうけど、朝ドラだと彼らもまたヒロインと一緒に成長する心の動きがわかるから、見入っちゃうんです」 毎朝15分×半年間。その濃密な放送時間が、視聴者とヒーローの距離を縮めている。朝ドラファンの42才女性はこう言う。「ご近所をのぞき見している気分で、すごく臨場感があるんですよね。朝ドラのヒーローにハマるのは、“こんな旦那さんだったら”って、自分の夫になぞらえるからかしら。夫が医者なので、『梅ちゃん先生』(2012年)に出てきた、同僚で元カレの松岡先生(高橋光臣・33才)には“かっこいい~”と、思い入れも強かった。毎朝会うヒーローは、下手すれば夫よりも身近な異性。今は、新次郎さんや五代さんに会えるのが、近所のイケメンパパに会えるような朝のひそかな楽しみなんです」※女性セブン2016年1月7・14日号
2016.01.01 16:36

玉木宏演じる『あさが来た』新次郎 女性に大人気の理由とは
空前のブームとなっているNHKの朝の連続テレビ小説『あさが来た』。その中で、女性たちを魅了しているのが、主人公あさ(波瑠)の夫・新次郎(玉木宏)だ。「“わてには無理です”なんてへらへらしながら、ふわりと難問をかわしてくれる。どんな危機に直面しても“なんとか、なるでしょう”と深刻に考えすぎない柔軟さが、逆に男らしい。男性はこのくらいド~ンと構えているほうが絶対、魅力的」(51才・主婦)「イケメンで気が多いように見せかけて、妻に一途。そのギャップと玉木宏さまの見目麗しさに朝からやられっぱなしです」(49才・会社員)「まるでスキップをするようにさらりと相手のために動いてくれて、それでいて、わざわざ自分がやったとアピールしない。あくまで、自分は“遊び人”というスタンスは崩さないんです」(52才・主婦) 姉のはつ(宮崎あおい・30才)が大阪から和歌山への移住を前に、姉妹水入らずのときを過ごすべく加野屋へ泊まりにきたとき。そんな大事なときにも出かけて行ってしまう新次郎にあさは“もしや女性か”と気をもむが、ほどなく戻ってきた新次郎がそっと差し出したのは、はつが大切にしていた嫁入り道具の琴だった。 思えば、はつが嫁いだ山王寺屋が潰れ、あさの前から姿を消したときも、決してあさにはバレないよう新次郎は、はつを捜し出した。あさが、笑顔になれることを敏感に察知して動くことができる。それでいて、ここぞというときには側にいてくれる。「あさが炭坑の経営で苦しんでいるとき、新次郎が福岡まで会いに来ましたよね。かごに乗って(笑い)。それも、“わてが会いたくなったんや”なんて言葉まで。あさだって会いたかったはずです。その気持ちに気づいて、でも恩着せがましくなんか言わない。男だらけの炭坑で男のように闘うあさのピンと張り詰めた気持ちを、本来の天真爛漫なあさに戻してあげた。あぁ~、私もあんな夫がほしかった!」(41才・会社員女性) 自分を前面に押し出さないスマートさこそが、新次郎の真骨頂。でも、決して“へらへらやさしいだけ”の男ではない。「遊び歩きながらも世の中の動きをピンと察知できるのは、柔軟な心の持ち主だから。でもただ柔らかいだけだと、豆腐のようにぐしゅっと潰れてしまう。いうなれば、彼はこんにゃく。しなやかで柔らかな心でありながらも、絶対に煮崩れない芯の強さがある」(47才・主婦) 新次郎の魅力あふれるシーンが、次々と描かれ、なかでも私たちの胸をキュンとさせたのは、あさの口元を“むにっ”とつまむシーン。「あんたの武器はこの柔らかい大福餅だす」 このセリフに、新次郎の魅力、そして『あさが来たブーム』の本質が込められている。なぜ、ここまで新次郎に惹きつけられるのか? 朝ドラ評論家の田幸和歌子さんは、AKB48が歌う主題歌にも、その心理が隠されているという。「サビに入る前の、《やりたいこと好きなように自由にできる夢》という歌詞などが、象徴的です。社会で女性の活力が求められ、結婚しても、出産しても、仕事を持ち続けることが当たり前となった今、女性がやりたいことを思う存分やって、それを男性が支えてくれるのが、働く女性にとってのひとつの理想形になっている。 明治の時代に、社会に出ようとするあさの行く手には、それを阻もうとするいくつもの障害が出てきますが、新次郎がそれを涼しい顔でどんどん取り除いていきます。その様はどこか、黙って手を差し伸べる母のようでもあり、ガンガン進んでいく社長をサポートする秘書のようでもある。細かいところに目配りができる男性は、今の時代の女性にこそ求められている」 近藤正臣(73才)が演じる新次郎の父親・正吉も、新次郎に負けず劣らずの人気だったが、それはやはり、あさの行動力を買い、温かく見守ってくれた心強い存在だったからだろう。「新次郎も、正吉も、家庭の外に出て働く女性を支えられる魅力を持っている。女性が社会に出ることを応援し、本人に足りない部分をさりげなくフォローしてくれる男性を求めている女性はこんなにも多いのだと、彼らの人気から実感します」(田幸さん)※女性セブン2016年1月7・14日号
2019.03.11 15:47

爽やかな朝がウリのNHK朝ドラで魅せた波瑠らのキスシーン
低視聴率や興行収入の不振が叫ばれた2015年のドラマや映画。しかし、出演女優たちは良い作品をつくるため、体当たりで「キスシーン」を演じていた。“爽やかな朝”がウリのNHKの朝ドラだが、最近はキスシーンも登場する。 最高視聴率27.2%を記録し、国民的ドラマとなりつつある『あさが来た』。ある夜、幕府再興のため400両もの借金を突如、願い立てに来た新撰組の土方歳三に対し、波瑠(24)演じるヒロインのあさは、「もし幕府になんかあったら、その400両ホンマに返してもらえるんだすやろか」と啖呵を切る。 大事はなかったが、肝を冷やした新婚の夫の新次郎(玉木宏・35)にあさが「つい、この口が」と平謝りすると、新次郎は「その口には、わてが蓋したらなあかんな」と優しく妻の肩を抱いてゆっくり接吻する。「今の何だすか?」と目を丸めるあさをお姫さま抱っこした新次郎は寝室の布団にあさを寝かせ、そのまま「初夜」を迎えるのだった。 波瑠は人気急上昇中の若手俳優・坂口健太郎(24)との熱愛報道が出ているが、プライベートでもこんな初々しいキスをしているのだろうか、想像が膨らんでしまう。 同じく朝ドラ『まれ』。ヒロイン・まれを演じた土屋太鳳(20)は友人のライブに想いを寄せる圭太(山崎賢人・21)と駆け付けた。 友人の「抱きしめて、ずっとずっと離さないよ~」という歌に後押しされると、ライブ中にもかかわらず、「圭太が好きや、どうしても忘れられん、好きや」と涙を流しながら告白。そんなまれに圭太は口づけをして抱きしめる。 その後、人目もはばからず、圭太の頬に両手を添えたまれは爪先立ちで背伸びして、自分から唇を求めた。※週刊ポスト2016年1月1・8日号
2019.03.11 15:47

7~8時台ひとり勝ちのNHK 民放各局は朝ドラ対策に四苦八苦
放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、絶好調の朝ドラと民放各局のワイドショーの熾烈な戦いを暴露。 * * * テレビの企画会議や、視聴率が出た際に用いられる「裏環境」なる言葉。担当する番組の裏番組がレギュラー通りなのか、それともイレギュラーなのか。「この日の裏環境は…」「フィギュア(スケート)で3(層)は、テレ朝に来るから、ウチは2(層)狙いで」などとテレビ誌のコピーを片手に、少しでも視聴率が獲れるよう、ああでもない、こうでもないと戦略をたてるのである。 もっとも、テレビ誌に事細かな番組内容が出ているワケでもなく、せいぜい、番組のあるなしや、スペシャルか否か、時間の切り方などがわかればいいほう。 事情通を気取る編成マンが広告代理店から入手してきた先々のラインナップがこっそり配られて…なんてことも過去にはあったが、それが間違っている場合もあって…(苦笑)。結果、“裏かぶり”のような内容になってしまった大失敗もある。 こうしたトークは、たいていゴールデンやプライムタイムの番組会議で聞かれるのが常だが、実はいま、裏番組の動向をもっとも気にしている時間帯の一つが、朝の7時台、8時台。在京局でいうなら、『めざましテレビ』~『とくダネ!』(フジテレビ系)、『ZIP』~『スッキリ!!』(日本テレビ系)、『グッド!モーニング』~『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)などがオンエアされている時間だ。そして、裏番組の中で最大の敵は、“朝ドラ”こと、NHKの連続テレビ小説なのである。 ご存知のとおり、いまはNHK大阪放送局制作の『あさが来た』が絶好調。ついに27%を超える日もあった(ビデオリサーチ・関東地区)。 かつては、その視聴率で“西低東高”と言われた朝ドラだったが、『カーネーション』『ごちそうさん』『マッサン』そして『あさが来た』…と、近年は東京制作よりも大阪制作のほうが評判も数字も調子がいい。『あさが来た』は“オーディション200連敗”とのウワサもあるほど鳴かず飛ばずだったモデルで女優の波瑠がヒロイン。玉木宏、宮崎あおい、近藤正臣といった豪華脇役陣に加え、「五代様」(ディーン・フジオカ)や、二人の番頭=「雁助」(山内圭哉)「亀助」(三宅弘城)なども大人気で、『女性セブン』を始めとする女性週刊誌は毎週のように『あさが来た』を特集している。 地上波は8時から。BSプレミアムでは7時30分から『あさが来た』を、7時15分~30分は、『どんど晴れ』の再放送をしている。『どんど晴れ』の前は、あの『あまちゃん』が再放送されていた。 その時間帯、民放の生番組の毎分(視聴率の折れ線グラフ)を見てみると、明らかにNHKに持って行かれている凹みが確認できる。 朝ドラが調子がいいと、その後の『あさイチ』の数字も良く、朝ドラファンの中には、「『あさイチ』の冒頭、イノッチ(V6井ノ原快彦)や有働サン(有働由美子アナ)、柳沢さん(柳沢秀夫氏)と感想を分かち合うまでが朝ドラ」と言い切る者も多いのである。 それに乗っかって、件の脇役陣を紹介する芸能コーナーがあっても良さそうなものだが、大半のテレビ局では、主題歌の『『365日の紙飛行機』(AKB48)をBGMに使うことさえ禁止。聞けば、「編成からストップがかかっている」というのである。 下手に、おなじみの主題歌をかけてしまって、BSプレミアムやNHKにチャンネルをまわされてしまっては、さらに分計を凹ませてしまいかねない…ということなのだ。 真裏の8時スタートの各ワイドショーは、朝ドラとの30年戦争、40年戦争がある。かつて、8時15分スタートだった朝ドラに合わせ、民放各局は8時30分からワイドショーを始めていた時代が長かった。 それが、徐々に8時スタートとなり、いまでは日テレもTBSもCXも8時に番組が切り替わる。 TBSとNHKの関係はもっと深くて、TBSがワイドショーをやめて生活情報に寄せた『はなまるマーケット』をスタートした際、総合演出がもっとも参考にしたのは、当時のNHKの情報番組だったという。 だが、その『はなまる~』は、8時スタートになった朝ドラと、当初の『はなまる~』に限りなく似た『あさイチ』に破れ、長い歴史に終止符を打った。 朝ドラが8時スタートになったのは、松下奈緒主演(というか、向井理が大ブレイクした)『ゲゲゲの女房』から。同時に始まった8時15分からの『あさイチ』は、井ノ原快彦の平和的な進行と、“ワキ汗”も“つけまつげのズレ”も気にしない有働由美子アナの明るすぎるキャラクターによって、13%台(ビデオリサーチ・関東地区)をキープ。 一方、7時台、8時台の民放各局は軒並み数字を落としているのである。 朝ドラが弱かった2000年代半ば~後半は民放も強気で、ビッグニュースをトップにもってきていたものだ。 が、いまは、よほどの大事故や大事件、大災害などがない限り、8時15分までは、海外の面白映像とか、三面記事などを紹介。NHKからのお客さんが流れてくるのを待って、その日のトップニュースを扱うのである。 正確には、イノッチや有働アナの感想トーク終了を待って…なのであるが、実は、冒頭からビッグニュースを扱うことが多い『羽鳥慎一モーニングショー』が数字を伸ばしており、「やはり頭からトップニュースをやるべきではないか」とも言われ始めている昨今。民放ワイドショーの総合演出が1月以降、開始何分後に大ネタをもってくるのか、興味津々で見守っているところである。 いずれにせよ朝ドラが横綱級に強いことに変わりはなく、続く『あさイチ』も同時間帯トップである日が多いのだ。 ケチなことを言っていないで、女性週刊誌のように民放でも“朝ドラ大解剖”的な特集をやってみたら、確実に高視聴率が獲れると思うのだけれど。もちろんBGMにも『365日の紙飛行機』を使うべきである。 それぐらい、いまの朝ドラは視聴者の最大関心事なのだから…。
2019.03.11 15:47

朝ドラ好演の近藤正臣 長寿国信仰に提言「延命治療は嫌」
絶好調のNHK連続テレビ小説『あさが来た』で新次郎の父親・正吉役を演じる近藤正臣。近藤は来年2月で74才。日本人男性の平均寿命まであと6年。70才を過ぎた頃から自分自身の最期についても深く考えるようになったという。なお、作中で正吉は死去しているため、近藤の撮影は終了している。「日本は長寿国という自慢めいた誇りめいたもんがあると、大人も評論家も政治家も言っています。だけど、この長寿がもたらしてるさまざまな社会の歪みはどうすんねや、と思うんです。『自分は、はよ死んだほうがええ』と思っています。 そんなこと言ってても、80才を超えてまだ生きてたら恥ずかしいなと思うねんけど、それはしょうがない。 実は70才を過ぎてからエンディングノートを作りました。『延命治療ナシやぞ、胃瘻というのもナシな。お葬式、あかん、葬式は密葬』とか。公正証書を作りましたから。私を含め、妻も子供たちも了承しています。 自死は多分しないと思います、多分ですよ。おれは体の何かが弱ってきて死ぬんでしょう。病気になるかもしれない。がんになったら、放射線やら浴びて、いっぺんは治療せなあかん。それが終わって、まだがんが残ってて転移しました。そこから先は延命治療だと思っているんです。 延命治療は嫌です。状況によって、どう死ぬかは変わってくるんですが、人工的に生きていくのだけは拒否します。人間らしく死にたい」 最後の撮影が終わった後、巾着袋を波瑠と玉木宏からプレゼントされた。玉木が縫って、波瑠が刺繍した手作りの作品だ。近藤は取材場所に、その巾着袋を持って現れた。「かわいらしいやろ? 青いもみじの刺繍があるから、『こんなんおかしいやろ』と波瑠ちゃんに言うたら、ちょっとプーとふくれてました(笑い)。 もうおれは現場にいないから、つまり父親がおらんようになってん。家族で仲よくしっかり頑張って行けよ。玉木くんが長男や」※女性セブン2015年12月24日号
2019.03.11 15:48

あさが来た 新登場・はつの長男が「妾問題」解決キーマンか
NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の勢いが止まらない。12月4日にはまたしても自己最高視聴率を更新する27.2%を記録。これは大ブームとなった『あまちゃん』や『花子とアン』をも上回る数字で、別次元の“国民的ドラマ”に化けつつあるといっても過言ではない。 ドラマは12月に突入し、いよいよ前半最大の山場である、あさ(波瑠)と新次郎(玉木宏)の娘の出産シーンを迎えた。「あさが多忙であきらめていた子供が生まれるという新次郎の喜びを、玉木さんが実に魅力的に演じていました」(番組制作関係者) この出産が、『あさが来た』の一大転機となる。「いままであさと新次郎が親の世代にいろいろなことを教わり、その恩恵を受けて育ってきましたが、年明けからは、世代交代し今度は彼女たちが下の世代の人たちを育てていくことになります」(同前) その世代交代を印象づけるように、12月3日、今後登場する『あさが来た』の新キャストがNHKから発表された。「銀行の神様」といわれた渋沢栄一役に三宅裕司、あさの娘・千代役にはあさの子供時代を演じて人気を博した鈴木梨央が再登板と、意外なキャスティングが話題になっている。 だが、本誌が注目したのはそこではない。NHKの番組公式サイトには、新キャスト発表に伴い、それぞれのキャラクターに簡単な人物紹介が書かれている。注目は、あさの姉・はつ(宮崎あおい)と惣兵衛(柄本佑)の長男である藍之助役(森下大地)の発表に添えられた一文だ。〈まじめで勉強ができ、ソロバンが得意。家族と一緒にみかん作りをしていたが、商売人になりたいという思いを抑えられず、あさの元に現れる〉 はつの一家はみかん作りのために和歌山に移住したはずだが、長男の藍之助は、「商売人になりたい」と大阪にいるあさの元にやって来るというのだ。もしかしてこの展開は、本誌が提起した“問題”を解決する起死回生の一手になるのではないか。◆はつの子が養子に!? その問題とは、妾である。 史実では、あさのモデルである広岡浅子と夫・信五郎の間には娘しか生まれなかった。そこで浅子の実家から呼び寄せた女中を妾にして、彼女が産んだ男児が、後に浅子が創業する大同生命の社長になる。 ドラマでの展開も、娘が生まれるところまでは同じ。では今後、史実のとおりに妾を登場させるのか。 本誌(11月27日/12月4日号)で漫画家の小林よしのり氏が、「正妻と妾の葛藤や道徳観を正確に描くため、妾をドラマに登場させるべきだ」と訴えると、ファンの間で「いまの時代に妾の描写は要らない」「当時は当たり前だったのだから描くべきだ」など、議論が百出した。 しかし、史実のとおりとすれば、そもそも広岡浅子自身が実際には妾の子であるにもかかわらず、そのことも描かれていない。NHKは妾の描写を避ける可能性が高い。 だとすると、あさの後継はどうなっていくのか。その後継候補として浮上したのが、この藍之助なのだ。朝ドラウォッチャーの田幸和歌子氏が解説する。「実ははつが和歌山に行く前にあさの家に泊まりに来たとき、藍之助があさのソロバンをはじいていたんですよ。それを見たはつが『ひょっとしてこの子、お商売が好きなんやろか』といっていた。それが今回の発表の布石になっています。 これからあさが商売を広げて行く上で、藍之助は彼女を助け、ゆくゆくは後継者のような存在となっていくのではないでしょうか」 彼女はそのキャスティングにも注目する。「藍之助役を演じる森下大地さんは、新次郎役の玉木宏さんと同じ芸能事務所で注目の若手俳優。それだけでも、彼が重要な役目になることを予感させます。後継者作りの観点で見ると、新次郎と妾の子というのはイメージが崩れるため難しい。とすればゆくゆくは、藍之助があさと新次郎の養子になる、という展開もあり得るかも知れません」 実はこれにも伏線がある。藍之助が生まれてすぐの頃、新次郎の母であさの義母のよの(風吹ジュン)が藍之助と一緒に暮らしたいと申し出て、はつが断わるというくだりがあった。 そのときは親心から断わったはつだったが、大人になった藍之助の商売に対する思いを知ったとき、その考えを変える日が来るのだろうか。※週刊ポスト2015年12月25日号
2019.03.11 15:48

『あさが来た』近藤正臣 友近、升毅、山内からの質問に回答
NHK連続テレビ小説『あさが来た』。週間視聴率が放送9週連続20%を超え絶好調だ。魅力的な登場人物のなかでも注目が集まっているのは、玉木宏(35才)が演じる新次郎の父・正吉役の近藤正臣(73才)だ。 そんな近藤に興味津々の共演者から、質問状。果たして、近藤はなんと回答するのか? まずは、うめ役の友近から。「近藤さんは落語家さんのように話されますが、昔から落語を聴いていたんですか?」「古いですね。桂米朝さんと知りおうたのは、20才になる前ですから。それから米朝さんの追っかけやって、京都のお寺やなんかで入場料100円くらいでやっていた頃でした。 そのうち米朝さんが『ぼん、また来たか、今日はただで見せたる』と言うてくれて『おおきに!』みたいなね。今は車の中でも落語をよく聴いています。みなさん音楽をお聴きになるけど、私は落語の出囃子以外はあまり聴いてないね。テケテンツンツン…これ音楽ですな」(近藤) 続いて、今井忠興役の升毅からの質問だ。「過去出演した朝ドラと『あさが来た』の違いはありますか?」「別段ないですね。『ごちそうさん』は大正から、関東大震災があり、昭和に入っていく時代が舞台設定でした。『カーネーション』も戦前から現代ですね。つまり、時代の変わり目変わり目をやっているわけですね。『あさが来た』も幕末から明治という時代の変わり目です。変化していく時代というのは、やっぱりやっていておもしろいんですね」(近藤) 雁助役の山内圭哉からは、その俳優としての魅力に質問が及んだ。「70才を過ぎてもどうしてそんなに魅力的でいられるんですか?」「年を取るというのは、なかなかおもろいこっちゃなと。今まで見えへんかったものが見えてくるし、今までええなと見ていたものがなんやつまらんなと思えてくるし、いろんな変化があるんやね」(近藤)※女性セブン2015年12月24日号
2019.03.11 15:48

あさが来た 役者は適材適所だが「あさの鼻」には疑問符あり
予想以上の反響を得ている朝ドラ。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が分析した。 * * * NHK朝ドラ『あさが来た』が始まって2ヶ月超、トンデモないブレイクぶり。『花子とアン』の最高視聴率25.9%、『あまちゃん』27.0%を超え、『ごちそうさん』の27.3%をいつ超えるか、と大注目されているさなか。 成功の理由はさまざま。幕末を女性の主人公で描いたのがよかった、役者の演技に破綻がない、などいろいろあるが、敢えて秀逸な点を3つあげるとすれば……。●その1──適材適所適役 日本のドラマはどうしても派手な筋立て、唐突な事件や出来事に寄りかかる傾向がある。そんな中、『あさが来た』はありそうで無かったエアポケットにすっぽりとはまった。 あらかじめ結論を決めておいて、そこへ持って行くために強引に話を作ることを「ためにする」と言う。けれど、このドラマはそうした不自然さや強引さを感じさせないところが魅力だ。 登場人物一人一人はそれぞれ個性的。役者も適材適所。しかし妙に騒いで目ざわりな人物といったものは皆無。両替商・加野屋の日常の中で、一人一人が自分の仕事と役割を担い、それによって全体が回っていく。成熟した心地よさ、落ち着いた雰囲気が、視聴者のツボにはまったのかもしれない。 ●その2──心地よいテンポ「ためにする」強引さは無いけれど、社会や人との関係の中で次々に変化が起こる。それに一つ一つ対応していくから、ドラマとしてちっとも退屈ではない。展開はサクサクしていてテンポ良く、現代の生活速度とぴったり。 とは言っても端折っているわけではなく描写は細部まで丁寧。場面も京都、大阪、筑豊、和歌山といくつもの場を組み合わせ飽きさせない工夫が。●その3──時代と文化へのリスペクト シーンが変わるたびに衣装替え。日に30~50回の着付けをするという衣装スタッフ。たった数秒間の映像の中に、季節感やしつらいの演出が心憎いほど生きている。 例えば、新次郎の父・正吉を演じる近藤正臣は、大阪商人のしぐさに通底している役者。それだけに新次郎役の玉木宏に対して、畳での座り方や羽織の扱い方を教えたりと、周囲に好影響を与えている。細かい所作が、加野屋の仕事をよりリアルで美しいものにする。ドラマファンは、微細なところがしっかりと作ってあると感動してしまう。 と、正直誉めたくなる一方。 でも残念な点が無いわけではない。出来の良いドラマだからこそ、敢えて注文点を3つあげるとすると……。●その1──あさの「鼻まわり」に疑問符 炭坑でのあさは、いつも鼻の上が炭で黒くなっている。やりすぎ感あり。つわりだからと鼻にミカンの皮を当てて布でぐるぐる巻き。これってコントでしょうか? 安来節のどじょうすくいのパロディ? 「ほら笑え」と押しつけられているみたい。「思わずくすっと笑ってしまう面白さ」とは、そうした子どもじみた演出とはちょっと違うのでは? 妙にバタバタしなくても、波瑠ならばセリフや目線、手のしぐさといった演技そのもので十分に、天然系の滑稽さ、かわいらしさを表現できるはず。そのあたりがちょっと残念。●その2──突然お粗末になるセット 豪商・加野屋のセットの完成度が高くて素晴らしい。NHK大阪放送局で一番大きいスタジオを使い、一つのセットとしては通常の朝ドラの4倍とか。 素晴らしいのは店舗や居間だけではない。石灯籠、飛石を配したお庭にお稲荷さんのお宮が。時刻によって変わる日差し。思わず探検してみたくなる魅力的な家屋空間だ。そうした手の込んだセットが、ドラマを一層引き立て奥行き感を与えている。 それに対して、筑豊の「加野炭坑」は? 背後に映る鉱山らしきものが、発泡スチロールか何かのハリボテにしか見えない哀しさ。加野屋の空間が素晴らしければ素晴らしいほど、炭坑が狭くて即製のお粗末な空間に見えてきてしまう。その炭坑が、「あさが商売の心得を掴む体験する」重要な場になり頻繁に映像に映るあたりに、チグハグ感が。●その3──現実の厳しさをどう描く? 今後の注目点の一つが、優しい夫・新次郎が女中の妾をとるかどうか。史実としては妾が生んだ男児が家を継いだが、そのあたりの描写をどうする? 妙に配慮して「妾」問題を避けて欲しくはない、という声も上っている。というのも、主人公のモデル・広岡浅子は妾の子だったが、これまでドラマの中でそのことは一切触れられていなかったから。 ヒロインの夫が妾をつくることを、朝ドラの視聴者が受け入れるかどうか、と心配する声もある。が、視聴者はそこまでヤワではない。「歴史を描く」ということは、そうした葛藤を描くことだから。あさがどんな風に葛藤に決着をつけていくのか。それがドラマツルギー、見所になるのでは? ドロドロとした愛憎劇にする必要はない。いつの時代も、人はすべて自分の思い通りには生きられないのだから。あさの苦しみをきちんと描くことで、さらに物語は深くなり、人気も高まるはず。 ──と、注文が多くて「要求度が高すぎる」と怒られるかもしれない。が、『あさが来た』を毎朝、味わいながら楽しんでいるからこそ、一層高い要求をしたくなるというもの。好きな相手には完璧を求めたくなる。だって、まだ開始からたった2ヶ月余り。NHK朝ドラは半年続く。残された時間はたっぷりある。愛のエールを送るには十分すぎるほどに。
2019.03.11 15:48

朝ドラ出演近藤正臣 波瑠と玉木に「現代の動きするな」と指導
平均視聴率27.2%(12月4日放送回)を記録すなど絶好調のNHK連続テレビ小説『あさが来た』。波瑠、宮崎あおい、玉木宏など年若い俳優が多い中で、終始現場を盛り立てたのが玉木演じる新次郎の父親・正吉役の近藤正臣(73才)だ。 実は近藤の生家は京都の小料理屋。高校卒業後は一流料亭『吉兆』で3か月間修業したこともあるという。その経験もあってか、息子を演じた玉木の演技をこう評する。「ええ塩梅出すなあって思う。料理の味つけでも使う言葉だよね。『これええ塩梅にできてるやん』とかね。彼の天性のものもあるだろうし、『この役をこういうふうに見せたい』という意志がものすごく強い」 玉木への「変化球の中にド直球も投げる」というアドバイスは、その昔、近藤が名古屋章さん(享年72)からもらった言葉だ。「難しいんだ。新次郎ってさ、ふらふらして、なんだか遊び人のようでいて、でもちゃんとあさには、正面を向いてる。ドラマの中では上手に表裏書かれているから、普通に演技をしていればいいんだ。変に妙に軽薄な男を見せようとしたり、能ある鷹は爪を隠す男を演じようとしたりしなくていいんだよ。 軽い変化球をいつも投げているんだけど、あさと向き合った時に直球を投げる。それは曲がらないスローボールだと思ってる。ちょっと難しい条件だけれども、新次郎って役は、そんなふうに攻めて、変化球とスローボールの2種類の球種を使えばいいんじゃないかな。 こんなに詳しくしゃべってはいないよ。相手はプロの役者だからね。だから、『変化球だけじゃだめ、直球でいいんじゃないの?』みたいな話をしただけ。 波瑠ちゃんがまたね、玉木くんの演技に触発されて、おもしろい。なんかね、2人とも好きなんだよ。 まるで兄妹だね。そういう関係に、おれには見えてる。2人には時代劇で現代の動きはあまりせんように気をつけろとは言っていました。 例えば、人に簡単に触るな。海外帰りの五代友厚くんが、握手を求めてくる。現代の感覚だったら、普通に握手をしてしまう。だけど、その時代の日本は握手の習慣なんかないねん。 だから、手を出されたら『え、忘れ物?』とか(笑い)」※女性セブン2015年12月24日号
2019.03.11 15:49

NHK朝ドラで妾論争 商人は妾の存在が店の信用につながった
NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』は11月20日放送回で視聴率25.0%を記録するなど大ヒットとなっているが、ヒロインの夫には妾がいた史実から、「妾を描くべきか」が視聴者の間で論争になっている。 そもそも妾制度の歴史は古く、飛鳥時代の701年に制定された日本最古の法典である大宝律令は遺産相続の順番として、嫡子、正妻、庶子(正妻以外の子供)、妾と定めていたとされる。時代が移り変わっても“正妻以外の女性”は公然と認められた存在だった。ちなみに、明治天皇、大正天皇は正妻ではなく側室の子だった。 側室と妾は意味は大きく変わらず、皇族や武家など身分の高い人の「妾」は「側室」と呼ばれていた。 ただし、両者は「居住スタイル」が異なっていたと説明するのは歴史研究家の河合敦氏だ。 「皇族や武家が同じ屋敷内に側室を住まわせる一方、妾は正妻と同じ家でなく、別の屋敷に囲われることが一般的だった」 その実態は、現代における「愛人」とは大きな違いがあった。 「正妻に子供ができなかった場合、妾は家の跡取りとなる男児を産む役割があった。そのため、正妻も妾を容認していた」(同前) また妾を囲うことは「経済上のステイタス」だったと話すのは風俗史家の井上章一氏だ。 「昔は妾がいる男には甲斐性があるとされた。特に商人は妾の存在が店の信用につながり、妾を手放すと“妾を養えないほど店の経営が傾いた”と思われたのです」 岩崎弥太郎や渋沢栄一といった明治の大実業家は妾を持っていた。時代背景を考えれば、作中で妾を持たない新次郎(玉木宏)に“加野屋は大丈夫なのか?”という声が周りからあがってもおかしくないのだ。 現代の感覚で、“女性に囲まれて暮らすなんて羨ましい”と思ったら大間違い。実際には大変なことだった。 「現代でも愛人にいくらかの金銭を渡すのでしょうが、当時の妾はお小遣い程度では済まない。男が衣食住の生活費に加えて給金まで払うこともあった。妾が住む家も男が準備するのが当たり前で、妾を持つのは豪商や上流階級に限られました」(前出・河合氏)※週刊ポスト2015年12月11日号
2019.03.11 15:50

絶好調『あさが来た』 プロデューサーが教える4つの見どころ
ついに視聴率25%超えを記録するなど絶好調のNHK連続テレビ小説『あさが来た』。そこで、エグゼクティブ・プロデューサーの佐野元彦さんに、見どころを教えてもらった。【1.玉木宏の「つかませない」演技】 玉木宏さん(35才)演じるあさの夫・新次郎は、難しい役なんです。「アホぼん」だけに見えてはいけないし、「能ある鷹は爪を隠す」みたいな人に見えてもいけない。傘を華麗に開いたり、とぼけた表情をしたり…。視聴者にどういう人かつかませないように見事に演じられています。正吉役の近藤正臣さん(73才)が「玉木さんはうまい。よう研究している」と絶賛していました。【2.宮崎あおいの手の先、足の先】 あさの姉・はつ役の宮崎あおいさん(29才)は、手の先から足の先までに気持ちが行きわたっている芝居をされます。例えば、第29回で、はつが畑であさと再会したときは、足の指にぐっと力を入れて緊張感を表現しています。「彼女のような人が50人いればハリウッドに勝てる」と周囲によく言っています。【3.キャスティングにこだわった三大名家】 一般的に朝ドラは、ヒロインの実家と嫁ぎ先の2つしか家庭を出しません。だけど、今回は、あさの実家・今井家、あさの嫁ぎ先・白岡家(加野屋)、あさの姉・はつの嫁ぎ先・眉山家(山王寺屋)と3つの家庭を出しました。 視聴者が混乱しないように、それぞれの家のカラーを体現できる俳優さんをキャスティングさせていただきました。 今井家は、明治以降、新政府のお抱えになるなど、物事をしっかり見据える家ですから、升毅さん(59才)に。白岡家は、大阪のやわらかさがあるから、近藤正臣さんに。眉山家は、日本でいちばん最初に為替を作ったという誇りがあるから、萬田久子さん(57才)に。皆さんの演技で、見事に家のすみ分けができたと思います。【4.あさの人生を変える豪華ゲスト】『あさが来た』には1話限りの豪華ゲストが出演する回があります。それは、2種類の人物が出てくるときにお願いしています。 まず1つ目は、歴史上の有名な人物です。幕末、明治、大正というダイナミックに時代が流れていくのを初めて朝ドラで描くので、その時々に「この時代を通過中」という大きな標識になるような人を出していったら楽しいと思ったんですね。 例えば、新選組の土方歳三が出ることで「ああ、新選組が京都で活躍していた時代なんだ」とか。「今、この時代をあさが通過中ね」と視聴者に知ってほしかった。 土方は、大河ドラマ『新選組!』でも土方を演じた山本耕史さん(39才)にお願いしました。平成の土方は耕史さんがいちばんハマり役だと思うし、あの時、大河を見ていた人にも楽しんでほしいという思いがありました。 これから福澤諭吉役で武田鉄矢さん(66才)が出演します。一万円札を見ていたら、顔が違うと思うでしょうけど、武田さんの演技を見ていたら、「福澤諭吉はこういう人だったんだろうな」と思わされるはずです。 2つ目は、あさに炭坑を売った櫛田そえ(木村佳乃・39才)や豪商・玉利友信(笑福亭鶴瓶・63才)など、あさの人生のターニングポイントになった人です。あさの人生に影響を与える人たちですから、これもステキなゲストのかたにお願いしています。今後も楽しみにしていてください。 ──ちなみに、2014年前期の朝ドラ『花子とアン』のモデル・村岡花子は、広岡浅子(あさのモデル)に影響を受けた人物として知られている。花子を演じた吉高由里子(27才)の出演が期待されているが…。 それはないと思います(笑い)。※女性セブン2015年12月10日号
2019.03.11 15:50

年内にも出産シーンが登場? 『あさが来た』禁断のネタバレ
連日高視聴率を記録する大人気のNHK連続テレビ小説『あさが来た』。気になる今後の展開を禁断のネタバレ含みで紹介しちゃいます。 仕事に熱中する主人公・あさ(波瑠・24才)を見かねて、義母・よの(風吹ジュン・63才)は、あさの夫・新次郎(玉木宏・35才)に妾をつくらせようと画策。一度狙いをつけた三味線のお師匠さんとは失敗に終わったものの次に目をつけたのは、あさが実家から連れてきた女中のふゆ(清原果耶・13才)。ふゆはいけないこととわかりながらも新次郎への淡い恋心を隠すことができない。 史実では、ふゆのモデルになっている女中の小藤が妾になり、新次郎のモデル・信五郎との間に男1人、女3人の4人の子供をもうけている。 さらにあさは自ら積極的に小藤を迎え、実子を含む5人の子供たちと共に仲よく食卓を囲んでいたというが…。「あさのキャラクターとしては劇中でもありそうな話ですが、どうも新次郎ファンは許してくれなさそうです。それにふゆ役の清原果耶ちゃんは、今回がドラマデビューのまだ13才。初々しさが大人気で、妾→出産はさすがに…(苦笑)。史実でもあさは娘を1人産んでいるので、ドラマでも出産シーンはその時だけになると思います」(番組関係者) 年内にはあさの出産場面に“立ち会える”という。「諦めていた子供が生まれるということで、新次郎が見せる泣き笑いは、とても感動的なシーンに仕上がっているようです」(制作関係者) 友近(42才)演じるあさ付きの女中・うめとふゆには、すぐそこに新しい恋の展開が待っている。新次郎に叶わぬ恋をするふゆを見守っているのが、加野屋の中番頭・亀助(三宅弘城・47才)だ。「亀助はなかなか積極的になれません。しかも、ふゆが新次郎に寄せる思いに気づいてしまい、深く悩んでしまう。そんな亀助を後押しするのが新次郎なんです。『自分の気持ちをふゆに伝えないと後悔する』と亀助を励まし、あさもふたりの恋を応援しようとします。でも、この恋の行方は年が明けてからになりそうです」(前出・制作関係者) 一方、うめと大番頭・雁助(山内圭哉・44才)も、何やらよさげな雰囲気。「ふゆは亀助の気持ちにまったく気づかないまま、うめと雁助をなんとかしようと思いを巡らします。純情で、なんともじれったい展開ですが、それも朝ドラならではと思って楽しんでください」(前出・番組関係者)※女性セブン2015年12月10日号
2019.03.11 15:50

『あさが来た』の宮崎あおい 人気高く「早逝」設定変更される
25%の高視聴率を記録し、好調が続くNHK連続テレビ小説『あさが来た』。元気いっぱいの主人公・あさ(波瑠・24才)と並んで人気を集めているのが、宮崎あおい(29才)演じる姉のはつだ。 最近は義母・菊(萬田久子・57才)から受ける“嫁いびり”も一段落し、新たな展開へ。大阪にあるNHKのスタジオで収録が続いているが、現場では阿吽の呼吸を見せている。「この間も、萬田さんが宮崎さんと波瑠さんを誘って食事に行ってましたよ。萬田さんは大阪出身なので、おいしい店をよくご存じなんです。お好み焼き屋や焼き肉屋などに時々誘っていらっしゃいます。宮崎さんは役作りもあるのか、ロケの待ち時間にずっとやっているのが刺繍。本当の妹さんにプレゼントするのだそうです」(制作関係者) お転婆なあさとは対照的に、劇中のはつは控えめで裁縫上手で妹思い。黙々と妹のために刺繍にいそしむ宮崎の姿は、はつさながら。 今後のドラマの展開で視聴者がいちばん気がかりなのも、そんなはつの行く末である。史実では、山王寺屋が没落した後、はつは25才の若さで亡くなっているという。それを知って、はつファンからは問い合わせが殺到。女性セブン編集部へも「本当に死んでしまうのか」「お願いだから死なさないで!」との声が相次いだ。 現在ドラマの中では、はつは嫁入りから7~8年経ち、年齢はちょうど25才を上回ったところ。第2子妊娠や和歌山への移住問題が持ち上がり、「もしかして、それがきっかけで…」と不安は大きくなるばかりだが──。「放送を開始してからはつを演じる宮崎さんの人気がとにかくすごい。史実でいうと、没落後の山王寺屋については記録がほとんど残っていませんが、ドラマでははつのその後の人生をオリジナルストーリーで描いていくことになったようです。この作品は3つの家族の物語が軸になっています。実家の『今井家』、あさの嫁ぎ先の加野屋の『白岡家』、はつの嫁ぎ先の山王寺屋の『眉山家』。時代の雰囲気を伝えるために、成功を重ねる白岡家だけでなく、たくましく生きる眉山家も必要です。はつは物語の終盤まで登場し、あさとの姉妹愛を温めていくはずです」(番組関係者) 子供を身ごもっている最中に夫・惣兵衛(柄本佑・28才)が失踪するなど、はつの苦労は絶えなかったが、やがて眉山家ははつが実家の母(寺島しのぶ・42才)から譲り受けた和歌山の地へ。そこで2人目を出産する。「義母の菊は『和歌山になんか行かしまへん』と拒否しますが、はつの説得もあって納得し、一家は新天地へと向かっていきます。旅立つ前に惣兵衛が新次郎(玉木宏・35才)に頼んで、はつが大事にしていた筝を探し出すなど、ホロリとするシーンも見逃せません」(前出・制作関係者)※女性セブン2015年12月10日号
2019.03.11 15:50

『あさが来た』好調の玉木宏 女子大に人気も過激トーク封印
視聴率が25%に迫る連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)で、ヒロインあさ(波瑠)の夫・白岡新次郎を演じる玉木宏(35才)の株が再上昇している。育ちがよく穏やかで、風流な色男。跳ねっ返りの妻を大きく包み込む極上の笑顔。 俳優以外にも音楽や写真などで活躍する玉木のまさにはまり役。「あんな夫が欲しい」「巾着プラプラがかわいい」「ちょっと頼りないところが魅力的」と視聴者の心をガッチリ掴んでいる。 その玉木に異変が起きている。秋の学園祭シーズンまっただ中の現在、全国の大学のトークショーにゲストとして引っ張りだこに。それもほぼ女子大からのオファーという。 皮切りは10月25日に行われた大阪樟蔭女子大と京都ノートルダム女子大。そして、11月7日はお茶の水女子大、続く15日は東京家政学院大学…。どのトークショーもチケット即完売の人気ぶりだ。「もともと玉木さんの赤裸々トークは知る人ぞ知るクオリティー。かなり面白いんです。女性の前で少しエッチなトークを展開しても嫌みがないのなんて福山雅治さん(46才)と玉木さんくらいじゃないですか(笑い)。特に今年は新次郎ブーム到来でトークイベントのお仕事が殺到しているようですね」(テレビ局関係者) 今年のトークの目玉はもちろん『あさが来た』の撮影秘話。まず披露したのは、今回初共演となった番頭の亀助を演じる三宅弘城(47才)とのエピソード。「まだ、会話もしたこともない状態で(撮影が)スタート。2人で堤防沿いを走って、突然立ち止まったぼくに三宅さんがぶつかって尻餅をつくというシーンなのですが、三宅さんがせりふより先にプッとおならをした。これでみんな大爆笑して、緊張が解けました」 どこの会場もこのエピソードには大爆笑。 新次郎がいつもなでている猫についてはこんな話も。「実はぼく、猫アレルギーなんですよ」と告白し、「猫は大嫌い、見るのも触るのも嫌(笑い)!」と、猫ラブな新次郎は玉木の“演技力の賜”であることを明かした。 質問タイムになるとやっぱり話題は「女性の話」。女子大生からの「ぐっとくる女性の仕草は?」という質問には「長い髪をナチュラルにかき上げるところ。色っぽすぎるのは下品に感じます」とサラリ。 でもちょっと待って。確かちょうど1年前のあるトークショーでは好きな女性の服装は「ノーパンかな。よくノーパンでいる人」と返し、女性の気になる部位については「前はおっぱいだったけど、今はお尻ですね~」と、いくらか暴走気味の暴露もあったけど…。「やっぱり新次郎役を意識していたのか、過激マルヒトークは封印気味でした。“新次郎はんに会いに来ました”という70代女性もいましたし、幅広い年齢層のファンがかけつけていたので遠慮していたのかも。ただ声援はいつも以上。ものすごい人気でした」(玉木のファン) ドラマでもリアルでも半端ないモテっぷりに、びっくりぽん!※女性セブン2015年12月3日号
2019.03.11 15:51

小林よしのり氏「『あさが来た』は絶対に妾を描くべきだ」
NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の人気が止まらない。視聴率は右肩上がりに伸び続け、11月10日放送では24.8%と自己最高を更新した。なんといっても話題を呼ぶのが、波瑠演じるヒロイン・あさの女傑ぶりと、宮崎あおい演じる姉・はつの貧乏生活の、くっきり分かれた「明暗」である。 「不幸は全部、姉のはつにふりかかる一方、主人公のあさは家族にも恵まれビジネスもうまくいき、順風満帆というのが、ヒロインが試練を乗り越えるというこれまでの朝ドラのセオリーと違って、新鮮なのではないか」(放送作家) しかしいま、絶好調ヒロイン・あさの周辺に“不穏な予兆がある”として、噂の登場人物がいる。 女中のふゆだ。はつ・あさの姉妹は、両替商を営む豪商・今井家から、それぞれ大阪の別の両替屋に嫁いだ。その際、今井家から、あさの元にはお笑い芸人・友近の演じるうめが、そしてはつの元にはふゆが、女中として付いていった。 ふゆを演じるのはこれがドラマデビューとなる13歳の新人、清原果耶で、初々しい演技に人気が集まっている。今月に入りドラマでは、ふゆの将来を案じたはつのたっての願いから、ふゆがあさのいる加野屋に移ることになった。そのことがファンの間で噂を呼んでいる。 「ふゆは、あさの夫である新次郎(玉木宏)の妾になるのではないか」 なぜこんな噂が流れるかというと、ふゆが加野屋に移ることと前後して、炭鉱経営で家を空けるあさの代わりに新次郎に妾が必要なのではないか、というストーリーが展開されたからだ。 この話題は、新次郎が「妾はつくらない」と宣言したことから一旦、立ち消えとなったが、それで「ふゆが妾になる説」が消えたわけではない。 というのも、史実との関係があるからだ。あさのモデルである広岡浅子と夫(信五郎)の間には、娘しか生まれなかったため、跡継ぎのために実家(三井家)から連れてきた女中のムメ(通称・小藤)を妾に据え、彼女が産んだ男児(松三郎)が跡継ぎになった。広岡浅子はこの子をたいそうかわいがり、大同生命の社長にまで育て上げたという。 もし、このふゆがムメをモデルにしているとすれば、今後、お世継ぎを産むために新次郎の妾になる、という展開が予想されるのだ。 現在はっきりしているのは、あさと新次郎の間に娘が生まれるところまでで、その後がどうなるかは分かっていない。ふゆをめぐっては、新次郎への淡い恋心がほのめかされる一方で、加野屋の中番頭(三宅弘城)がふゆに思いを寄せる様子も描かれるなど、今後も予断を許さない。 ただし、ヒロインの夫が妾をつくるなどということが、朝ドラの視聴者に受け入れられるかどうか。新次郎自身が否定しているし、放送関係者の間でも、「妾の部分は史実と変えるのではないか」との説が大勢だ。 そんななか、『あさが来た』の大ファンで、明治時代を舞台にした漫画『大東亜論』で知られる小林よしのり氏は、「絶対に妾を描くべきだ」と主張する。 「明治の時代には、お家を残すために妾がいることは当たり前だったわけで、単身で炭鉱に乗り込むなど過激な描写に挑んできた『あさが来た』には、そこから逃げてもらいたくない。正妻と妾の葛藤や、当時の道徳観を描いてこそ、本物のドラマになるはずです」 ますます目が離せない。※週刊ポスト2015年11月27日・12月4日号
2019.03.11 15:51
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