芸能

『あさが来た』五代や『あすなろ白書』取手 2番目男の魅力

五代様ほか2番目男になぜかひかれる

 年末の紅白歌合戦に登場した『あさが来た』の主要キャストたちのなかに、“あの人”の姿がなくてガッカリした人は多かったかもしれない。「五代様」こと、五代友厚を演じるディーン・フジオカ(35才)だ。

 視聴率も絶好調の『あさが来た』で最初にブームが巻き起こったのは、新次郎(玉木宏・36才)だった。「やさしくあさを見守るところが素敵」「へらへらしているようでしっかりしている」と注目が集まっていたが、「私は五代派」という人たちの思いが今、空前の“五代ブーム”を起こしている。

「最初は新次郎がよかったけど、今は五代様が出ないとつまらない。あさのことを仕事の面でしっかり支えて、困ったときには助けてくれる。しかも、あさのことを好きなのに、その気持ちを押し殺してやさしく接するあの笑顔…たまらない」(50代公務員女性)

「新次郎もいいけど、ふゆへの接し方を見ていると、ちょっとやさしすぎる。三味線のお師匠さんにだっていい顔をするし、五代の方があさに一途な感じ。新次郎から乗り換えればいいのに!」(20代会社員女性)

 ヒロイン・あさにしてみれば、五代様は夫・新次郎に続く2番目の男。思い出すのは、これまでの“2番目の男”の人気だ。

 まずは、『あすなろ白書』(フジテレビ系)の取手くん。1993年に放送され、木村拓哉(43才)が演じた取手治は、ヒロインを想い続け、名せりふ「おれじゃ、ダメか?」と、“あすなろ抱き”を生み出した。

 ドラマも映画も大ヒットだった少女漫画『花より男子』(集英社)では、小栗旬(33才)が演じた花沢類だろう。主人公・つくしへの恋心を自覚してからも、親友・道明寺を裏切れないと身を引くが、「おれ、本気で好きになった人とは結ばれないみたい」など、こちらも女心を狙い撃ちする名言に何度キュンとさせられたことか。

 朝ドラでも、『花子とアン』の朝市(窪田正孝・27才)もまた、花子への淡い恋心をひた隠しにしたよき幼なじみだった。

 ヒロインにはヒーローがいる。そして、ヒーローと2番目の男は友人だったりする。その隠すしかない想いを必死に抑え、でも時にむき出しにしたりしながらも、ヒロインを一途に見守り、支え、“いつでもおれがいる”“おれにすればいいのに”と叫ぶ。「なんでこっちにしないの!!」彼らを見てそう思ったことは1度や2度ではないだろう。

関連記事

トピックス

ラオスご訪問に向けて準備をされている様子が公開された(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《24歳の誕生日写真公開》愛子さま、ラオス訪問の準備進めるお姿 ハイネックにVネックを合わせて顔まわりをすっきりした印象に
NEWSポストセブン
ニューヨークのイベントでパンツレスファッションで現れたリサ(時事通信フォト)
《マネはお勧めできない》“パンツレス”ファッションがSNSで物議…スタイル抜群の海外セレブらが見せるスタイルに困惑「公序良俗を考えると難しいかと」
NEWSポストセブン
中国でライブをおこなった歌手・BENI(Instagramより)
《歌手・BENI(39)の中国公演が無事に開催されたワケ》浜崎あゆみ、大槻マキ…中国側の“日本のエンタメ弾圧”相次ぐなかでなぜ「地域によって違いがある」
NEWSポストセブン
韓国・漢拏山国立公園を訪れいてた中黒人観光客のマナーに批判が殺到した(漢拏山国立公園のHPより)
《スタバで焼酎&チキンも物議》中国人観光客が韓国の世界遺産で排泄行為…“衝撃の写真”が拡散 専門家は衛生文化の影響を指摘「IKEAのゴミ箱でする姿も見ました」
NEWSポストセブン
 チャリティー上映会に天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが出席された(2025年11月27日、撮影/JMPA)
《板垣李光人と同級生トークも》愛子さま、アニメ映画『ペリリュー』上映会に グレーのセットアップでメンズライクコーデで魅せた
NEWSポストセブン
リ・グァンホ容疑者
《拷問動画で主犯格逮捕》“闇バイト”をした韓国の大学生が拷問でショック死「電気ショックや殴打」「全身がアザだらけで真っ黒に」…リ・グァンホ容疑者の“壮絶犯罪手口”
NEWSポストセブン
渡邊渚アナのエッセイ連載『ひたむきに咲く』
「世界から『日本は男性の性欲に甘い国』と言われている」 渡邊渚さんが「日本で多発する性的搾取」について思うこと
NEWSポストセブン
“ミヤコレ”の愛称で親しまれる都プロにスキャンダル報道(gettyimages)
《顔を伏せて恥ずかしそうに…》“コーチの股間タッチ”報道で謝罪の都玲華(21)、「サバい〜」SNSに投稿していた親密ショット…「両親を悲しませることはできない」原点に立ち返る“親子二人三脚の日々”
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
「山健組組長がヒットマンに」「ケーキ片手に発砲」「ラーメン店店主銃撃」公判がまったく進まない“重大事件の現在”《山口組分裂抗争終結後に残された謎》
NEWSポストセブン
ガーリーなファッションに注目が集まっている秋篠宮妃の紀子さま(時事通信フォト)
《ただの女性アナファッションではない》紀子さま「アラ還でもハート柄」の“技あり”ガーリースーツの着こなし、若き日は“ナマズの婚約指輪”のオーダーしたオシャレ上級者
NEWSポストセブン
世界中でセレブら感度の高い人たちに流行中のアスレジャーファッション(左・日本のアスレジャーブランド「RUELLE」のInstagramより、右・Backgrid/アフロ)
《広瀬すずもピッタリスパッツを普段着で…》「カタチが見える服」と賛否両論の“アスレジャー”が日本でも流行の兆し、専門家は「新しいラグジュアリーという捉え方も」と解説
NEWSポストセブン
子宮体がんだったことを明かしたタレントの山瀬まみ
《“もう言葉を話すことはない”と医師が宣告》山瀬まみ「子宮体がん」「脳梗塞」からの復帰を支えた俳優・中上雅巳との夫婦同伴姿
NEWSポストセブン