話題の本 BOOK WONDERLAND一覧/7ページ
【書評】『京都ぎらい』著者による『日本の醜さについて』
【書評】『日本の醜さについて 都市とエゴイズム』/井上章一・著/幻冬舎新書/800円+税【評者】池内紀(ドイツ文学者・エッセイスト) 井上章一はつねに異説をとなえる学界の横紙破…
2018.07.17 07:00
週刊ポスト
【川本三郎氏書評】死など笑い飛ばすおばさんたちの冒険譚
【書評】『冬将軍が来た夏』/甘耀明(カンヤオミン)・著 白水紀子・訳/白水社/2400円+税【評者】川本三郎(評論家) 2016年に出版された長編小説『鬼殺し』の奔放自在な想像力で…
2018.07.15 07:00
週刊ポスト
【著者に訊け】山崎ナオコーラ氏 『偽姉妹』の着想は?
【著者に訊け】山崎ナオコーラ氏/『偽姉妹』/中央公論新社/1700円+税 思えば2004年のデビュー作『人のセックスを笑うな』に、こんな一節があった。〈木の枝と枝の、間の空。あれは…
2018.07.08 07:00
週刊ポスト
【森永卓郎氏書評】アキバ系オタク本領発揮の人物・舞台設定
【書評】『ちょっと一杯のはずだったのに』/志駕晃・著/宝島社文庫/630円+税【評者】森永卓郎(経済アナリスト) 著者は、ラジオ局のニッポン放送に勤めるサラリーマンだ。昨年、デ…
2018.07.07 16:00
週刊ポスト
【香山リカ氏書評】森鴎外の娘が描く「パッパ大好き」
【書評】『父と私 恋愛のようなもの』/森茉莉・著/ちくま文庫/800円+税【評者】香山リカ(精神科医) 娘を持つ男性にはとくに読んでもらいたい文庫が出た。著者は、作家や辛口エッ…
2018.07.05 16:00
週刊ポスト
【与那原恵氏書評】「古代文字解読」という最高の趣味
【書評】『図説古代文字入門』大城道則・編著/河出書房新社/1800円+税【評者】与那原恵(ノンフィクションライター) エジプトのスエズ湾近くで世界最古のパピルスが発見されたのは…
2018.07.01 16:00
週刊ポスト
【坪内祐三氏書評】山田稔が仲間や友人を描く絶品の肖像
【書評】『こないだ』山田稔・著/編集工房ノア/2000円+税【評者】坪内祐三(評論家) 大隠は市に隠る(本当の隠者は町の中にいる)という言葉がある。そして、かつて、もう四十年以上前、西の富士正晴、東の花…
2018.06.30 16:00
週刊ポスト
ジャーナリズム賞、髭男爵・山田ルイ53世が一発屋を語る
【著者に訊け】山田ルイ53世/『一発屋芸人列伝』/新潮社/1300円+税 浮き沈みの激しい芸能界の中でも、その高低差が目に見えるほど大きいのがお笑いの世界。毎年のように新顔が現わ…
2018.06.29 07:00
週刊ポスト
【岩瀬達哉氏書評】「人間とは何か」に立ち返る先端技術論
【書評】『教養としてのテクノロジー AI、仮想通貨、ブロックチェーン』/伊藤穰一、アンドレー・ウール・著/NHK出版新書/780円+税【評者】岩瀬達哉(ノンフィクション作家) テク…
2018.06.24 16:00
週刊ポスト
【著者に訊け】山極寿一・京大総長『ゴリラからの警告』
【著者に訊け】山極寿一氏/『ゴリラからの警告 「人間社会、ここがおかしい」』/毎日新聞出版 1400円+税 第26代京都大学総長は霊長類学者であり、〈ゴリラの国〉への数少ない〈留…
2018.06.23 07:00
週刊ポスト
【山内昌之氏書評】節分や七五三を外国人にどう説明する?
【書評】『日英対訳 英語で発信! JAPANガイドブック』/神田外語大学日本研究所・編/神田外語大学出版局/2000円+税【評者】山内昌之(武蔵野大学特任教授) これからはパスポート…
2018.06.21 16:00
週刊ポスト
【嵐山光三郎氏書評】評者も電車を乗り過ごした短編集
【書評】『山本周五郎名品館I おたふく』/山本周五郎・著 沢木耕太郎・編/文春文庫/850円+税【評者】嵐山光三郎(作家) 山本周五郎という筆名は、十三歳で奉公に出た質屋の店主…
2018.06.16 16:00
週刊ポスト
【平山周吉氏書評】無名の一青年・吉田満の無念に満ちた伝記
【書評】『吉田満 戦艦大和 学徒兵の五十六年』/渡辺浩平・著/白水社/2400円+税【評者】平山周吉(雑文家) 無名の一青年を、吉川英治と小林秀雄という二文豪が励まして出来た『…
2018.06.15 16:00
週刊ポスト
【著者に訊け】原田宗典氏 長編『〆太よ』
【著者に訊け】原田宗典氏/『〆太よ』/新潮社/1800円+税「英文学者の福原麟太郎は、本は一冊読み終えることが読書ではなく、読んでいる時間が読書なんだと言っていて、僕もそう思う…
2018.06.15 16:00
週刊ポスト
脚本家・山田太一氏が語る「我が人生の書棚」
書には、先達の知恵、喜びや楽しみ、苦しみや悩みが詰まっている。脚本家の山田太一氏が、脳出血で倒れたあとの今でも忘れられぬ3冊を紹介する。 * * * 戦前、僕が小学生だった…
2018.06.10 07:00
SAPIO
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