芸能

前田敦子&勝地涼の結婚の陰に2人を結びつけた「ブス会」の存在

下北沢でデートをする前田と勝地(写真は今年6月)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は前田敦子(27)と勝地涼(31)の結婚について。

 * * *
 ドラマや映画で共演していたものの、『好きな人がいること』(フジテレビ系)がきっかけとなった三浦翔平・桐谷美玲夫妻や、スペシャルドラマ『女の勲章』(同)で距離を縮めたといわれる玉木宏・木南晴夏夫妻と、このたび、結婚を発表した勝地涼・前田敦子夫妻は、結婚までのプロセスが異なるようだ。

 ちなみに、ふたりが共演したのは、2015年7月期の『ど根性ガエル』(日本テレビ系)と、今年9月21日公開予定の映画『食べる女』(撮影は今年1~2月)だが、連名の結婚報告ファクスに出ている「友人を介して知り合い」とある。この“友人”とは、恐らく、俳優の柄本時生のことだろう。

 柄本と勝地は「プロミス」のシリーズCMで長年共演。前田とは2010年10月期のドラマ『Q10』(日本テレビ系)で共演している。同作は、AKB48のアイドル前田が女優として大きな一歩を踏み出した作品で、ドラマ初主演。多くの人が彼女の演技に注目したものだ。果たして、ドラマウォッチャーからは高く評価され、作品としても、同クールの「ベストドラマ」に挙げる者も多かった。さらには「ギャラクシー賞」「東京ドラマアウォード」「日本民間放送連盟賞」で優秀賞にも輝いているのだ。

 大きなプレッシャーの中、取り組んでいた前田が共演者の中で心を許していたのは、主演の佐藤健のクラスメート役だった高畑充希、柄本時生、そして佐藤の幼なじみ役だった池松壮亮の3人。その後もマスコミで度々報じられてきた「ブス会」メンバーである。

 いまでこそ全員、ドラマや映画に欠かせない存在となっているが、『Q10』のオンエア時、前田以外はブレイク前。しかも、「ウチら全員、ルックス微妙じゃね?」ということで結成されたのが「ブス会」だったそうだ。

 4人はドラマ終了後も頻繁に食事会や飲み会、それぞれの誕生会を開き、男女ペアで観劇や映画鑑賞をしていたことから、柄本と前田には一時交際説があったし、高畑にゾッコンだった時期がある柄本は、後にそれをテレビ番組でカミングアウトしている。高畑がスタジオゲストに来ていた『メレンゲの気持ち』(同)のVTRゲストとして登場したときのことだ。

 スタジオにいた高畑は動転したが、同時に彼女ができたことも告白し、何やら上から目線でコメントを終わらせた柄本。二世俳優(しかも次男)ならではのおおらかさとオープンすぎる言動にスタジオは沸いたものである。

 この頃、高畑は、朝ドラの『ごちそうさん』(NHK)で「歌の上手な女優」として、やっと全国区になったところ。その後、『とと姉ちゃん』のヒロインとなり、ドラマのみならず、CM出演本数も劇的に増やし、いまに至る。

「ブス会」もう一人の男子、池松壮亮は、児童劇団時代、劇団四季のミュージカル『ライオン・キング』のオーディションを受け、ヤングシンバ役に選ばれ、10才でデビュー。その2年後には『ラストサムライ』で映画初出演。そのまた2年後には映画『鉄人28号』の正太郎役に、1万人の中から選出される。現在のホリプロに所属したのは2010年で、同年、『Q10』に出演。以来、若き演技派として地道にキャリアを重ねている。

「ブス会」メンバーは、個室もないような店で、前田を中心に“恋バナ”を繰り広げていることでも有名で、その一切合切を“誌上中継”のように週刊誌や写真誌にとりあげられるようなこともあった。

 それによると、どうやら、前田の恋愛相談を3人が聞いたり、アドバイスをしていたことが多かったもよう。元カレの歌舞伎役者と破局したり復縁したりしていた時期には、理解しがたいふたりの仲について柄本が大声で驚くさまも“リポート”されていた。

関連記事

トピックス

愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
岡田監督
【記事から消えた「お~ん」】阪神・岡田監督が囲み取材再開も、記者の“録音自粛”で「そらそうよ」や関西弁など各紙共通の表現が消滅
NEWSポストセブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
イメージカット
「有名人なりすまし広告」の類に“騙されやすい度”をチェックしてみよう
NEWSポストセブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン