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ザ・ピーナッツのエミさんと中尾ミエ “最後の会話”の中身

 この40年間、一切表舞台に出ることなく、都内の閑静な住宅街の一軒家でひっそりと暮らしていた。

 ザ・ピーナッツは名古屋のクラブで歌っているところを渡辺プロダクションの渡辺晋社長(当時)に見出され、高校2年生で上京。昭和34年、双子の歌手としてデビュー、その澄んだ歌声は、昭和歌謡の華だった。

『恋のバカンス』(昭和38年)、『恋のフーガ』(昭和42年)など立て続けにヒット。『シャボン玉ホリデー』(日本テレビ系)では、ハナ肇扮する病床の父の面倒を見る娘役。「おとっつぁん、おかゆができたわよ」のコントで一世風靡。国民的な人気を得た。

 2人は人気絶頂時の34歳で芸能界を引退。姉・伊藤エミは、その2か月後にザ・タイガースのボーカル・沢田研二と電撃結婚(その後、離婚)。1児をもうけ、母親業に専念していた。

「妹のユミさんは、結婚せず、ずっと独身と聞いています。ご一緒に暮らしていたようで、昔は、姉妹がそろって近くの公園でテニスをしていましたよ」(芸能関係者)

 親しかったクレージーキャッツのメンバーも次々と他界。エミさんは、今年春、腰を病い、病院で精密検査を受けたところ、がんがみつかり、6月15日にひっそりと息を引き取った。

「同じ事務所だった中尾ミエさんは、2か月前に会ったとき“転んで腰が痛いの”といっていたのが、最後だったといいます」(前出・芸能関係者)

 売り上げたレコードは合計1750万枚。3年前には出演したラジオ番組の歌唱音源が見つかり40年の歳月を経てCD化。いまも世代を超えカラオケなどで『恋のバカンス』は歌い継がれている。

※週刊ポスト2012年7月13日号

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