芸能

TV局の有名人子弟社員 実力者多く「コネ入社」か否かは微妙

 みのもんたの逮捕された次男が日本テレビ勤務だったことで、テレビ局に様々なジャンルのVIPの子弟が在籍していることに注目が集まっている。フジテレビには俳優・宇津井健の息子、ミュージシャン・かまやつひろしの息子、俳優・陣内孝則の息子などが在籍、日本テレビには、同局出身の福留功男氏の娘や、アイドルグループ『嵐』の櫻井翔の妹が在籍中だ。

 こうやって並べていけばキリがない。しかし、これらの有名人子息たちがすべて「コネ社員」といえるかどうかは微妙なところだ。あるキー局の幹部が打ち明ける。

「テレビ局の採用はどの局も例年30人程度の狭き門。だから有名人や実力者の子供だからといって、無条件に入れるほど甘くない。コネが大きく作用するのは、その人物を迎え入れることが営業面やキャスティングで大きな利益を生む場合だけ。

 相当な大物でなければコネにならない。ただし著名人を親に持つということは、幼少時から恵まれた環境で教育を受けていたり、表現力に優れていたりということが少なくない。だから自然と入社するに足るだけの実力を兼ね備えていることが多いのです」

 たとえばフジテレビを今年春に退職した高橋真麻アナは俳優・高橋英樹の娘であるため、入社以来「コネに違いない」という誹謗中傷を受けてきたにもかかわらず、「人気女子アナランキング」の上位に常に名前があがっていた。タレントとしての魅力も求められるアナウンサー職において、重要な才能を持っているといえるだろう。

 史上最高の女子アナとの呼び声が高い、高島彩アナ(元フジ)も俳優の竜崎勝(故人)を父に持つ。

 つまり、有名人を親に持つからといって“ゲタを履かせて入社させた”というわけではない。

「中川昭一・元財務大臣(故人)の娘である真理子さんは、フジの若手女性記者の中でもピカイチの能力を持っている。小さい頃から“政治”というものに触れてきたことも大きいでしょう。また、日テレでは元国税トップの娘が政治部にいるが、こちらも選挙特番でディレクターを任される有望株。必ずしも“国税対策”というわけではない。彼女たちの場合は、“親の七光り”と決めつけられることで逆に不当な評価を受けているかもしれない」(報道系制作プロダクションのスタッフ)

※週刊ポスト2013年10月4日号

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン