ライフ

植松晃士「石田ゆり子、黒木瞳ら素敵な女性はショートヘア」

 ファッションプロデューサーの植松晃士さんが、おばさまたちが美しく生きるためのアドバイスをしてくれます。今回は髪形のお話。

 * * *
 私の趣味は観劇ですが舞台に向かって座っていると、嫌でも前に座ったかたの御髪が目に入ります。歌舞伎やバレエ、宝塚などの客席は、それはおしゃれをしていらっしゃるかたばかりなのだけれど、意外と「髪の健康」はおろそか。

 もちろん、それなりのケアはなさっているはずですが、年齢とともに髪も衰えます。質感や毛量も変わるし、艶や潤いも失われます。つまり、お若いときと同じケアを続けていたらダメなんです。

 ところで髪の衰えがダントツで目立つスタイルをご存じかしら。それは、ロングのストレート。お若いときなら、カチューシャやバレッタを使ったり、ハーフアップもお似合いだったかもしれません。

 けど、お顔が寂しくなってくると老け感が強調されて、どことなく薄幸そうにすら見えてしまいます。

 ほら、市松人形のあの髪形だって、子供のあどけないお顔だからかわいいのよ。あれで目尻にしわがあったりシミが目立ったら、かなり不気味。妖怪風味たっぷりです。

 松田聖子さんがひっつめ髪で美しく見えるのは、完璧なスキンケアとメイクがあってこそ。彼女のお肌は、まさに陶器肌のお手本。その聖子さんですら、毛先は巻いてふわっとさせています。

 何気なく椅子に座った拍子に、「よいしょ」と呟いたら、それはヘアスタイル・チェンジの合図。

 少なくとも、分け目やつむじの辺りが「自分でも」気になり出したら、ロングヘアとさよならする時です。自分が気づくということは、周囲は少なく見積もっても3年前には気づいていたと思いますよ。

 石田ゆり子さん、賀来千香子さん、黒木瞳さん、南果歩さん、黒田知永子さんなどなど、素敵な大人の女性はみんなショートヘアでしょ。

 素敵なお手本がたくさんあるというのに、どうして皆さん、ロングにこだわるのか。私にはわかりません。

※女性セブン2014年5月8・15日号

関連記事

トピックス

日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
出席予定だったイベントを次々とキャンセルしている米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子が“ガサ入れ”後の沈黙を破る》更新したファンクラブのインスタに“復帰”見込まれる「メッセージ」と「画像」
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
2025年11月には初めての外国公式訪問でラオスに足を運ばれた(JMPA)
《2026年大予測》国内外から高まる「愛子天皇待望論」、女系天皇反対派の急先鋒だった高市首相も実現に向けて「含み」
女性セブン
夫によるサイバーストーキング行為に支配されていた生活を送っていたミカ・ミラーさん(遺族による追悼サイトより)
〈30歳の妻の何も着ていない写真をバラ撒き…〉46歳牧師が「妻へのストーキング行為」で立件 逃げ場のない監視生活の絶望、夫は起訴され裁判へ【米サウスカロライナ】
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト