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野茂、小泉、紳助 大物たちが残した「引退の言葉」を紹介

「何か月間でいちばんすっきりした気持ちかと思う」──フィギュアスケート男子のバンクーバー五輪銅メダリスト高橋大輔(28才)は10月14日、引退会見でそう口にした。プロスポーツ選手のみならず、一時代を築いた芸能人、財界人、政治家が第一線を退くとき、その言葉は多くの人の心を打ってやまない。「引き際の言葉」をいくつか紹介する。

■野茂英雄
「引退するときに悔いのない野球人生だったという人もいるが、僕の場合は悔いが残る」
(2008年7月、共同通信のインタビュー)

 腰を大きくひねる「トルネード投法」を武器に日本球界を飛び出した元プロ野球選手野茂。1995年に渡米後、大リーグ7球団を渡り歩いた苦労人だった。2008年4月にロイヤルズから事実上の戦力外通告を受け、現役の道を模索したが、所属球団が決まらず引退を決意。共同通信のインタビューでは、未練を隠さなかった。会見やセレモニーがなかったことからも彼の悔しさが窺える。

■小泉純一郎
「親バカぶりを容赦いただき、私に賜ったご厚情を進次郎にいただけるとありがたい」
(2008年9月、地元横須賀での講演会)

 2001年から5年5か月間、国民の圧倒的な支持を背景に郵政民営化などを実現させた首相の政界引退時の発言。次男進次郎は地盤を引き継ぎ、2009年から衆議院議員をつとめている。

■島田紳助
「自分の中ではセーフだと思っていた」
(2011年8月、引退会見)

 暴力団と関係を持っていた責任をとって芸能界を引退した島田。会見では、他人に指摘されて初めてその関係が「芸能界のルールとしてはアウトだった」と知ったと説明。その後、知り合いのコンサートに顔を出すなどしているが、復帰は絶対にないと公言している。

※女性セブン2014年11月13日号

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