国内

佳子さまの伊勢参拝で見えた東宮家と秋篠宮家の明確な格差

 皇室に新たな風を注ぎ込むべく、全身全霊でご公務に励まれている秋篠宮家の次女・佳子さま(20才)。3月6日には、皇室の慣例に従い、成年皇族になった報告のため、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝された。

 しかし、今回の伊勢への旅では“格差”が明らかになっているという。長年、皇室を取材するベテラン記者がこう話す。

「天皇皇后両陛下、皇太子ご一家の伊勢神宮ご参拝の場合、朝から夕方まで参拝停止となります。要するに貸し切り状態にするため、一般参拝客は伊勢神宮内へは入れません。だが、今回の佳子さまの場合は、約10分前まで、一般の客も普通に参拝していました。

 また東京駅、名古屋駅、鳥羽駅でも警護の数は格段に違いますし、道路の信号操作などの特別扱いも、ほとんどありませんでした。佳子さまが成年皇族になられて注目を集め、秋篠宮家の存在感が目に見えて大きくなっていますが、天皇家・東宮家と宮家とでは越えられない壁があることを実感させられました」

 ちなみに、この“格差”はご宿泊場所の違いにも。

「両陛下、東宮家は伊勢参拝の際、お泊まりになるのは神宮内の内宮斎館ですが、佳子さまは高級リゾートホテルとはいえ、一般のホテル。しかも、貸し切りなどではありません。ロビーなどにも警護の姿は見えませんでしたから、本当に佳子さまが宿泊されているのかと首を傾げたくなるほどの警護の態勢でした」(取材した皇室記者)

 これまで女性セブンも幾度かお伝えしてきたが、皇太子ご一家と秋篠宮家の待遇には大きな差がある。

 皇太子ご一家のお世話をする職員は約60人だが、秋篠宮家には20人ほどしかいない。また天皇家(両陛下と皇太子ご一家)のプライベートマネーである内廷費は、年間3億2400万円で、おひとり当たり6480万円。

 しかし、秋篠宮家のプライベートマネーとなる皇族費は昨年度までは年間6100万円が支払われていた。4月からは佳子さまが成年皇族になられたことで610万円が増額されるが、その差はあまりに大きい。

「紀子さまとしては“秋篠宮家には皇位継承順位の2位、3位と2人いるのに、どうにかならないものなのか”という思いがお強いんです。しかも、その待遇の差は一向に改善される気配もないことで、紀子さまは釈然としない気持ちで苛立たれているのです」(秋篠宮家関係者)

※女性セブン2015年3月26日号

関連記事

トピックス

11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(右/読者提供)
【足立区11人死傷】「ドーンという音で3メートル吹き飛んだ」“ブレーキ痕なき事故”の生々しい目撃談、28歳被害女性は「とても、とても親切な人だった」と同居人語る
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《中国とASEAN諸国との関係に楔を打つ第一歩》愛子さま、初の海外公務「ラオス訪問」に秘められていた外交戦略
週刊ポスト
グラビア界の「きれいなお姉さん」として確固たる地位を固めた斉藤里奈
「グラビアに抵抗あり」でも初挑戦で「現場の熱量に驚愕」 元ミスマガ・斉藤里奈が努力でつかんだ「声のお仕事」
NEWSポストセブン
「アスレジャー」の服装でディズニーワールドを訪れた女性が物議に(時事通信フォト、TikTokより)
《米・ディズニーではトラブルに》公共の場で“タイトなレギンス”を普段使いする女性に賛否…“なぜ局部の形が丸見えな服を着るのか” 米セレブを中心にトレンド化する「アスレジャー」とは
NEWSポストセブン
日本体育大学は2026年正月2日・3日に78年連続78回目の箱根駅伝を走る(写真は2025年正月の復路ゴール。撮影/黒石あみ<小学館>)
箱根駅伝「78年連続」本戦出場を決めた日体大の“黄金期”を支えた名ランナー「大塚正美伝説」〈1〉「ちくしょう」と思った8区の区間記録は15年間破られなかった
週刊ポスト
「高市答弁」に関する大新聞の報じ方に疑問の声が噴出(時事通信フォト)
《消された「認定なら武力行使も」の文字》朝日新聞が高市首相答弁報道を“しれっと修正”疑惑 日中問題の火種になっても訂正記事を出さない姿勢に疑問噴出
週刊ポスト
地元コーヒーイベントで伊東市前市長・田久保真紀氏は何をしていたのか(時事通信フォト)
《シークレットゲストとして登場》伊東市前市長・田久保真紀氏、市長選出馬表明直後に地元コーヒーイベントで「田久保まきオリジナルブレンド」を“手売り”の思惑
週刊ポスト
ラオスへの公式訪問を終えた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
《愛子さまがラオスを訪問》熱心なご準備の成果が発揮された、国家主席への“とっさの回答” 自然体で飾らぬ姿は現地の人々の感動を呼んだ 
女性セブン
26日午後、香港の高層集合住宅で火災が発生した(時事通信フォト)
《日本のタワマンは大丈夫か?》香港・高層マンション大規模火災で80人超が死亡、住民からあがっていた「タバコの不始末」懸念する声【日本での発生リスクを専門家が解説】
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
NEWSポストセブン